ユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」でマイルを使ってANA国内線特典航空券を発券するとANAマイルでANA国内線特典航空券を発券するより少ないマイル数で発券できることが多くお得であることは知られています。そして、乗り継ぎでも直行便で行く時と同じマイル数で発券できるためちょっと面白いルートで発券できることがあります。今回ユナイテッド航空のマイルを利用してANA国内線の特典航空券を発券し、出張から帰るのに大回りして寄り道を楽しんで来ましたので報告したいと思います。併せてユナイテッド航空「マイレージプラス」マイルを貯める方法、ユナイテッド航空「マイレージプラスマイル」のルール、特典航空券発券のルールもまとめてご紹介します。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」マイルを貯める方法
主に次のような方法があります
ユナイテッド航空ならびに提携航空会社のフライトを利用する
航空会社のマイルを貯める一番ポピュラーな方法ですよね。
提携クレジットカード利用
私はユナイテッドマイルも並行して貯めることを決意し、つい先日「MileagePlusセゾンカード」を発行しました
http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca041.html
基本的に1000円のカード利用につき15マイル貯まります(マイル付与率1.5%)
マイル提携パートナー利用(MileagePlusモールなど)
公式サイトから引用します
MileagePlusモールとは、フライト以外でも、毎日の生活の様々な機会に、マイレージプラスマイルをご獲得いただける、マイレージプラス会員専用サービスです。 マイル獲得のほかにも、各パートナーサイトからの様々な特典をお楽しみいただけます。 MileagePlusモールは、ショッピング、グルメ、通信、美容、トラベルサービス、趣味、スポーツ、書籍、保険、インターネットサービスなどの各サービスに分かれております。 マイレージプラス会員の方なら、どなたでもご利用いただけます。どうぞMileagePlusモールをご利用いただき、マイルをどんどん貯めて特典旅行をお楽しみください。 MileagePlusモールでは、今後もパートナーサイトを増やしていくほか、マイルアップキャンペーン情報や、人気パートナーサイトランキング、新着マイルパートナーなどお得な情報を皆さまにお届けしてまいります。
楽天市場などパートナーサイトの利用金額に応じてマイルが貯まります。ユナイテッドの提携パートナーは欧米系航空会社にしては多いのではないでしょうか。ポイントサイトと同様でMileagePlusモールにログインして、そこを経由してパートナーサイトを利用することでマイルが貯まります
ポイント移行
私はマリオットポイントからユナイテッド航空マイルによく移行しております
マリオットポイントはマイルに移行する場合の航空会社の選択肢がとても多く、ANAやJALも含む、40を超える世界の航空会社のマイレージプログラムに交換可能です。マイル移行手数料は無料です。
詳細については以下をご参照ください。
ほとんどのマイルへの交換レートは3,000ポイント=1,000マイル、すなわち3対1となっています。
もっとお得に交換しようと思えば、まとめて移行するとボーナスポイントが加算されるのでお得です。60,000ポイントまとめて移行すると、本来は20,000マイルなのですが、なんと5,000マイルが追加ボーナスとして加算されます。つまり60,000ポイント=25,000マイルということになります。
すなわち基本的には、マリオットのポイントをマイルに移行する場合は、60,000ポイントまとめて移行するのがお得でおすすめということになります。
しかも、ポイントをユナイテッド航空マイレージプラスの特典マイルに移行すると、10%のボーナスマイルが加算されます。
ポイ探を見ると他には以下のポイントを移行できるようです
マイル購入
ユナイテッド航空のマイルは購入することもできます。時々100%ボーナスなどお得なキャンペーンをやっていますのでそういうキャンペーンの時に買うのがいいと思います。ちなみに100%ボーナスの時に購入するとだいたい1マイル2円程度で購入できます。
しかし
・100%ボーナスはめったにない
・100%ボーナスが適応されるのは50000マイル以上などの条件が付いていて大量購入が必要
・そうすると1回に支払う金額がかなり大きくなる
という欠点があります。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」マイルのルール
有効期限
ユナイテッド航空のマイレージ・プラスの期限は18ヶ月です。しかし、マイルの加算または利用があった場合は、その時点からさらに18ヶ月期限が伸びるのです。ANAやJALのマイルでは加算や利用があってもきっちり加算から3年で失効するのとは違って貯めやすいです。またユニークなのは有料ですが有効期限の切れたマイルの復元も可能ということです。
必要マイル
日本国内での特典航空券では
片道5500マイル(飛行距離800マイル以下の路線)
片道8800マイル(飛行距離801マイル以上の路線)
が必要です
ちなみに大阪発着の区間マイルを見てみましょう!下の表の赤で囲んだ範囲が片道800マイル以下です。
つまり宮古、石垣線以外は片道5500マイルで発券できます(沖縄もOKです)。
ちなみに東京発着路線で800マイルを超えるのは沖縄(那覇・宮古・石垣)だけです。
ですからほとんどの区間は片道5,500マイルで利用することが可能です。
ANAマイルでANA国内線特典航空券を発券すると少なくとも片道5500マイルかかります。距離やシーズンによって必要マイル数が異なり、ローシーズン以外は高いです。
例えば私がよく利用する大阪⇔鹿児島は片道6000マイル(ローシーズン)~9000マイル(ハイシーズン)です。
これに対してユナイテッドは通年で片道5500マイルとなるため、沖縄路線を除くほとんどの国内線特典航空券は、マイレージプラスを使ってANA国内線を利用するほうが断然お得ということになっています。
しかも、この800マイルというのは出発地と最終到着地との距離で計算されます。つまり、乗り継ぎがあって実際のフライト距離がどれだけ伸びても出発地と到着地の距離が800マイル以下であれば乗り継ぎが複数回ある非常に面白い旅程も5500マイルで特典航空券を発券できます。
手数料が必要な場合
緊急発券手数料と変更(払戻)手数料が必要となるケースがあります
一般会員のケースをあげてみるとANA国内線での特典航空券はユナイテッドマイルの場合は60日前からの予約しかできませんので、
・出発まで20日以内の予約は75米ドルの緊急発券手数料
・電話での発券は25米ドルの発券手数料
・変更・払戻は125米ドルの手数料
が必要ということになります。
日本国内線は原則12時間未満の乗継で3区間まで
「ストップオーバー(24時間以上の乗り継ぎ)は往復航空券のみ」というルールがあります。また5000マイルの片道特典航空券での乗り継ぎ旅程を利用するにあたっては「乗り継ぎ時間は12時間以内であること」とされています。
12時間以内であれば日付は超えてもいいのですが、乗り継ぎは2回まで(つまり片道最大3区間まで)となっています。ただし、サイトで検索してみると12時間以上の乗り継ぎ旅程も表示してくる場合があります。その場合は例外的に予約できるようです。
羽田から伊丹に帰るのに新千歳を経由してみた
今回東京出張からの帰りにちょっと時間があったので初めてユナイテッド航空のマイルを使ってANA国内線特典航空券を発券してみました!発券の方法は以下のリンクをご参照ください
できれば那覇、宮古、石垣か新千歳に寄り道したいなぁと思い検索してみたところ以下のようなフライトが表示されました
そこで新千歳経由で帰ることにして発券してみました!
上記のようにきちんと5000マイルで発券できます!一旦座席は勝手に指定されますが変更することもできます。
新千歳空港では松尾ジンギスカンでジンギスカンを食べ、
白樺山荘で味噌ラーメンを食べ、
ルタオでサンクフロマージュというチーズ味のソフトクリームを食べ、
スカイショップ小笠原で六花亭の新千歳空港限定のスイーツ「新千歳発」を食べ、
北海道グルメを満喫して(2時間で食べ過ぎですかね^^;)伊丹に帰ってきました!
5000マイルでこんな寄り道ができて楽しかったです。今回は時間がなかったのでこういう旅程にしましたが、今度は日付をまたいだ寄り道も体験してみたいと思います。今年は海外旅行に行くこともなく、遠方への出張も少ないのでユナイテッド航空マイルを利用したANA国内線特典航空券をできる限り使って遊びたいと思っています。
ユナイテッド航空マイルで発券したANA国内線特典航空券関連記事は以下のものもご参照ください