Uber Japanはタクシー配車サービス「Uber Taxi」を東京で2020年7月3日に開始し、11月にはエリア拡大しました。従来のハイヤー配車サービス「Uber Black」との料金体系の違い、他都市と東京の「Uber Taxi」の料金体系の違い、Uberの詳しい使い方、お得な東京エリア限定の割引プロモーションコードもご紹介します。
目次
タクシー配車アプリはとっても便利
僕が配車アプリを初めて利用したのは出張で訪れたアメリカ・サンフランシスコでした。サンフランシスコはUber発祥の地!海外でのタクシー利用で言葉が通じなかったり、遠回りされたり、料金をごまかされたり、運転手さんがずっと歌っていて怖かったり(笑)などなど…いろんなトラブルを経験していたためタクシー利用に抵抗があったのですが、その問題点を全部解消するのが配車アプリUberでした!
行き先を説明しなくていい、会話しなくていい、ルートが分かる、料金は明朗会計、評価が高いドライバーは安心!すごいサービスがあるものだと感心したわけです。
日本では法令上の問題でアメリカで使えるような民間人ドライバーパートナーでなく、タクシーを呼ぶことになるのですが、それでもタクシー配車アプリは便利です。
土地勘のない場所でも地図上にピンを立てるだけで迎えに来てくれる、行き先をいちいち説明しなくていい、アプリによってはクレジットカードでスマートに会計できるなどなど
当ブログでは様々なタクシー配車アプリについてご紹介し解説してきました
ちょうどDiDiが2020年7月13日よりアプリ利用料を徴収する改悪を発表したばかり(その後2020年10月にアプリ利用料徴取は撤回となりました)でしたのでUber Taxiの提供は東京の方にとっては選択肢が増えてよいのではないかと思っています。
それでは東京でのUber Taxiのサービスはどうなるのかチェックしていきましょう
東京で「Uber Taxi」が2020年7月3日サービス開始!
東京都内エリアではこれまでハイヤー会社と連携したハイヤー配車サービス「Uber Black」を展開していましたが、Uber Japanは日の丸リムジン、東京エムケイ、エコシステムの3社との連携で2020年7月3日タクシー配車サービス「Uber Taxi」を東京で開始しました。
公式ブログから引用します
Uber Taxi が本日、東京都内でご利用いただけるようになりましたのでお知らせします。東京は Uber Taxi をご利用いただける 12 箇所目の都市です。お客さまは Uber アプリ内タップ一つでタクシーをお呼びいただくことが可能です。 Uber Taxi が関東地方でご利用いただけるのは初めてとなります。
緊急事態宣言が解除されてから、通勤やお仕事で移動される方が徐々に増えています。 Uber Taxi は、東京のお客さまのこうした活動再開をサポートします。また今後、旅行による移動が再び活発化した際には、旅行客のお客さまにも多くご利用いただけると期待しています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う移動自粛によって、タクシー業界は大きな打撃を受けました。国内の Uber Taxi のご利用状況は徐々に回復してきています。今回の東京での Uber Taxi のサービス開始によって、タクシー会社の収益に貢献し、さらに経済活動の回復に貢献していくことが期待されます。
本取り組みは、タクシー会社 3 社*との提携で実現しました。 Uber のテクノロジーとタクシー会社の経験豊かなドライバーが組み合わさることで、便利で快適なタクシー乗車体験をご提供します。お客さまは、多様なお支払いのオプション、ご友人やご家族へのご自身の到着時刻の共有、 GPS を用いたリアルタイムでのトラッキング、割り勘、スポットライトなどご好評いただいている機能をご利用可能です。
Uber は今後も、タクシー会社との協働により、日本のお客さまのニーズに応えてまいります。
*株式会社日の丸リムジン、東京エムケイ株式会社、エコシステム株式会社
Uber Taxiは、スマートフォンアプリで簡単にタクシーを呼べる、いわゆる「タクシー配車アプリ」となります。Uber Taxiはこれまで大阪、福岡など国内11都市で展開しており、国内では東京が12カ所目の都市となりました。関東地方での提供は東京が初めてとなります。
タクシー配車サービスは、ソフトバンク系のDiDiが全国規模でサービスの中止を発表するなど淘汰が始まっています。首都圏では、日本交通系のMobility Technologies(旧・JapanTaxi)が、DeNA系のMOVをJapanTaxiを存続会社として事業統合するなどシェア争いが激化してきています。
タクシー配車サービスとしては都内では最後発のUberが今後どのように戦っていくのか、シェアを伸ばせるのか注目しています。
東京でのUber Taxiのエリアは?
「乗車地点と目的地が、中央区、千代田区、港区全域と台東区の一部エリアの場合のみ利用できる」とあります。Uberのホームページを見てもエリアは以下の地図のようになっているようですので東京でUber Taxiを利用できるエリアはまだ広くはないようです。
その後、2020年11月からUber Taxi の東京都内のサービス提供エリアに、目黒区、品川区、世田谷区の一部(環七の内側)と、更に豊洲・お台場エリアが加わりました。それまでのサービス提供エリア(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に新たなサービス提供エリアが加わったことで、Uber Taxi の東京でのサービス提供エリアがおよそ 2 倍に広がりました。
東京でのUber Taxiの料金は?他都市とはちょっと違う!
東京以外のUber Taxiの料金は?
他都市でのUber Taxiの料金はいわゆるタクシーメーターの料金です。例えば大阪のUber Taxiは未来都タクシーと提携しているのですが、普通に流しやタクシー乗り場から未来都タクシーに乗る場合と料金は変わらず、以下のようになっています。
初乗運賃:550円/1.440km(普通車)
加算運賃:80円/260m(普通車)
時間距離併用運賃:80円/1分35秒(普通車、時速10km以下の場合)
深夜及び早朝割増:2割増(22:00~翌朝5:00まで)
遠距離割引:5割引(5,000円を超えた運送の場合に、5,000円を超える金額について適用)
迎車回送料金:1両ごとに300円(配車アプリケーションからの要請を除く)
東京でのUber Taxiの料金は?
東京でのUber Taxiの料金体系はタクシーメーターによる運賃とは異なるようです。
開始料金は417円、最低料金は545円、1キロあたり364円がかかります。迎車料金は各社規定の料金を徴収する場合があるとのことです。
Uber Taxiで連携した3社のうちの1社であるエコシステムが提供するエコタクシーに乗る場合はUberで乗るより普通に呼んで乗った方が安くなりそうな気が…
Uber Black、Uber Black Vanとの料金を比較!
東京での「Uber Taxi」「Uber Black」「Uber Black Van」の料金はどう違うのでしょうか?
料金体系はそれぞれ以下のようになっています
Uber Taxi | Uber Black | Uber Black Van | |
開始料金 | 417円 | 103円 | 103円 |
1分あたり | 0円 | 67円 | 67円 |
1kmあたり | 364円 | 329円 | 329円 |
最低料金 | 545円 | 823円 | 823円 |
指定料金 | 0円 | 0円 | 1080円 |
・Uber Taxiは開始料金は高く、1km当たりの加算も高いが、時間当たりの加算がない
・Uber Blackは開始料金は安いが、1kmという距離当たりの加算料金だけでなく、1分という時間当たりの加算もある
・Uber Black Vanは料金体系はUber Blackと同じだが車種指定料金がかかる
ということになります
料金比較ケース1
東京駅から東京タワーまでUberを利用した場合の見積もりを出してみました!
Taxi 3218円
Black 3691円
Black Van 4771円
料金比較ケース2
品川駅から羽田空港まで乗車した場合の見積もりを出してみました
Taxi 4543円
Black 6100円
Black Van 7180円
いずれのケースでもやはりUber Taxiの方が安くなりますし、距離が伸びれば料金差は大きくなりそうですね。
確か東京ではUber Blackは高速道路を利用しても高速料金が加算されなかったのですが、Uber Taxiはどうなっているのでしょうか…調べたところでは高速料金が加算されるのかされないのか情報がなく分かりませんでした
Uberのアプリをダウンロードするには?
Uber Taxiのお得な割引は?
東京エリア限定割引
東京エリアでのUber Taxiのサービス開始を記念して、東京エリアで初めてUber Taxiを利用する人限定で、2,000円OFFプロモーションコード「RIDE2000JP」が配布されています。2021年3月31日まで有効なプロモーションコードとなります。
配車依頼前にプロモーションコードを入力する必要があることにご注意下さい
Uberのお得な割引
東京以外でUber Taxiを利用したい方、東京の方でも2020年7月31日までに初回乗車が完了できない見込みの方は他のプロモーションコードがお得ですので知人などを通じて入手することをおすすめします。
もし周りに誰もいらっしゃらなければ私からの紹介という形にはなりますがプロモーションコード「f35ky」を入力することで2000円分の割引クーポンを受け取ることができるのでお使いください。
Uber Taxiの使い方
それではUber Taxiの使い方をご説明します
①行き先を入力する
②ルートと料金・到着時間の目安が表示される
大阪ではタクシーしか選択肢がありませんが、東京は「Taxi」「Black」「Black Van」と最大3つの選択肢がありますのでこの時点で概算料金を見ながら利用したいサービスを選択する必要があります
③乗車地点にピンを立てて細かく指定する
④配車される
⑤乗車する
Uberの長所・短所
Uberの長所
事前に概算料金が分かる
目的地を細かく指定できるためドライバーに説明不要
世界中で使える
ドライバーの評価の閲覧が可能
迎車料金や深夜割増がかからない(東京)
配車の決定が早くストレスが少ない(同時に複数台に配車をかけているから?)
Uberの短所
需給の関係で値上がりする場合がある(東京)
現在日本では12都市しか利用できない
提携タクシー会社が少なめで台数が他のアプリより少ない都市も多い
事前予約が限定されている
Uberは海外ではいわゆるライドシェアサービスとして提供されています。しかし、日本では自家用車を用いるライドシェアは「白タク行為」として禁止されていますので、世界各地のように民間人がドライバーパートナーとしてサービスを提供するのではなくタクシー会社との連携となっており、Uberはタクシー配車アプリと変わらないサービスとなります。Uberの肝はドライバーと乗客の相互評価システムですが、日本ではあまり意味がないですね…
アメリカで最初にUberを使ってすごく感動したので、日本では単なるタクシー配車アプリと変わらず感動が少ないです(笑)。
東京ではハイヤーサービスUber Blackも存続しますのでシチュエーションに応じて使い分けることもできる点はちょっとうらやましいです。Uber Blackは深夜割増がかからない、車両が高級感がある、アルファードなどワンボックスの大きな車も指定できるなどUber Taxiと違うサービスも受けられますのでTPOに応じて使い分けることも可能でしょう。
最後に
東京でUber Taxiのサービス提供が開始、エリア拡大となりましたので、従来のハイヤー配車サービス「Uber Black」との料金体系の違い、他都市と東京の「Uber Taxi」の料金体系の違い、Uberの詳しい使い方、お得な東京エリア限定の割引プロモーションコードなどをご紹介しました。
競争が激しいタクシー配車アプリですが、東京で最後発となったUberがどのような展開を見せるのか注目していきたいと思います。