マリオットのポイントセールでは久々に増量でなく割引セールが行われています。増量と割引ではパッと見てどちらがお得なのか比較しにいですよね。そこで今まで行われた割引セール(25%・30%)と増量セール(40%・50%・60%)を比べた場合にどの順でお得なのか検証してみます。また今回の30%割引セールの内容をまとめます。
目次
今までのマリオットポイントセールまとめ
ちなみにSPGとマリオットが統合する前は旧SPGでは時々スターポイントを割引価格(多くは25%~35%OFF、最大50%OFF)で購入できるキャンペーン・セールが開催されていました。
大量のバイマイルが可能で非常に人気が高かったのですが、2018年8月にSPGとマリオットが統合したあとはしばらくの間セールは行われていませんでした。マリオットは統合前にポイントセールを行っていませんでしたので、セールがあるか心配していましたが2019年4月統合後初のポイント購入25%割引セールが行われました。
SPGとマリオット統合後のポイントセールは以下の通りです
2019年4月 | 25%割引セール |
2019年9月 | 30%割引セール |
2019年11月 | 30%割引セール |
2020年2月 | 初の50%増量セール |
2020年5月 | 初の60%増量セール |
2020年9月 | 50%増量セール |
2020年11月 | 60%増量セール |
2021年2月 | 40~50%増量セール |
2021年5月 | 30%割引セール |
2021年8月 | 45 or 50% |
2021年10月 | 55% |
2021年11月 | 45% |
ポイント購入は以下のリンクからどうぞ!
英語版
日本語版
マリオットポイント〇%増量セールと〇%割引セールを比較!
マリオットポイントは最近は増量セールが多かったので今回は久々の割引セールとなります。増量と割引が違うのでパッと見てどちらがお得なのか比較しにくく今回の「30%」という数字だけ見て今までと比べてしょぼい印象を受けた方もいらっしゃると思います。
そこで今まで行われた割引セール(25%・30%)と増量セール(40%・50%・60%)を比べた場合にどの順でお得なのか検証してみます。
1ポイントの値段は?
購入したポイントの価値を考えてみます。1ドル110円で揃えて計算します。
セール名 | 購入ポイント | 購入代金
(USD) |
購入代金
(日本円) |
1ポイント当たりの値段 |
25%割引セール |
60000ポイント | 562.5ドル | 61875円 | 1.03円 |
30%割引セール |
60000ポイント | 525ドル | 57750円 | 0.96円 |
40%増量セール |
70000ポイント | 625ドル | 68750円 | 0.98円 |
50%増量セール |
60000ポイント | 500ドル | 55000円 | 0.92円 |
60%増量セール |
80000ポイント | 625ドル | 68750円 | 0.86円 |
バイポイントした場合の1マイルの値段は?
また、マリオットBonvoyポイントは通常3,000ポイント=1,000マイル、すなわち3対1のレートでほとんどの航空会社のマイルに変換できます。しかし、まとめて60,000ポイント交換すると5000マイルのボーナスが付与されます。すなわち60,000ポイント=25,000マイルとなるわけです。
同じくバイポイントした場合の1マイル当たりの値段を1ドル110円で揃えて計算します。
セール名 | 購入ポイント | 購入代金
(USD) |
購入代金
(日本円) |
1マイル当たりの値段 |
25%割引セール |
60000ポイント | 562.5ドル | 61875円 | 2.48円 |
30%割引セール |
60000ポイント | 525ドル | 57750円 | 2.31円 |
40%増量セール |
60200ポイント | 537.5ドル | 59125円 | 2.37円 |
50%増量セール |
60000ポイント | 500ドル | 55000円 | 2.2円 |
60%増量セール |
60800 | 475ドル | 52250円 | 2.09円 |
60%増量>50%増量>30%割引>40%増量>25%割引
となります。
ま、40%増量とは1/(1+0.4)=0.714で約28%割引なのでこの式だけで分かるっちゃ分かるんですが(^^;)
どちらにせよ計算して購入単価を上回る価値でポイントやマイルを使うことができればセールでポイントを購入してもよいということになります。
コロナ騒動以降50-60%増量セールが多く、またそういった増量セールが行われる可能性がありそうなので、急いでポイントが欲しい場合以外は今回は待ちでいいと思われます。
今回の30%割引セールの内容は?
期間
2021年5月13日22時~6月21日12時59分(日本時間)
(米国東部時間2021年5月13日9時~6月20日23時59分)
内容
2000ポイント以上の購入で30%割引。年間10万ポイントまで購入可能
規約
規約を以下に示しておきます
・2,000ポイント以上のポイントを30%割引で購入するには、2021年5月13日9時米国東部時間 (日本時間5月13日22時) から2021年6月20日23時59分米国東部時間 (日本時間6月21日12時59分) までの期間中にご購入を完了していただく必要があります。
・このオファーは、このプロモーションの「ポイントを購入」または「ポイントを贈呈」ページからご購入いただいたポイントにのみ有効です。
・購入されたポイントは、Marriott BonvoyTMエリート会員資格を獲得するためのクレジットとしてはカウントされません。
・会員は、「ポイントの購入」または「ポイントを贈る」ページを通じて購入された場合には、1暦年に合計100,000ポイントまで、ポイントを購入または他の会員が購入したポイントを受領することができます。2021年中にすでに購入されたポイントとギフトとして受け取られたポイントは、年間購入上限の100,000ポイントの一部として計上されます。
・ポイントは、1,000ポイント単位で50,000ポイントまで (プロモーションの利用には2,000ポイント以上のご購入が必要)、5,000ポイント単位で100,000ポイントまで購入できます。
・プロモーションの割引購入価格は、通常購入価格である1,000ポイントにつき12.50米ドル (5,000ポイントの場合は62.50米ドル) の30%割引で、2,000ポイント以上の購入が条件となります。
・ポイント購入は、ご購入手続きが完了してから72時間以内に処理されます。
・ポイントの購入や受領を行うには、適格な要件を満たしている有効な資格を持つ会員であることが必要です。
・新会員は、Marriott Bonvoyプログラムにご入会後30日を過ぎた時点からポイントを購入することができます。
・いったん購入または贈呈されたポイントの払い戻しはできません。
・Marriott Bonvoy提携のクレジットカードでポイントをご購入になると、通常の購入としてポイントを獲得することができます。
・Marriott Bonvoyプログラムの全規約が適用されます。規約の全文はmarriott.co.jp/loyalty/terms/default.mi でご覧いただけます。
マリオットポイント購入時はTopCashback→Points.comを経由しましょう
ポイント購入画面には下の写真右上のように「Points.com」と記載があります
Marriott BonvoyポイントはTopCashbackからPoints.com経由での購入がお得です
上の赤四角「Marriott Rewards」のポイント購入は2.5%還元と書かれています。しかしながら、私はこちらのリンクから購入してTopCashbackに明細が載らなかったことがあります…
以前は「Other Partners Miles Purchase」の中にこっそりと「Marriott」が潜んでいただけだったのですが…「Marriott Rewards」単独の項目ができてややこしくなりました…
以前のように「Other Partners Miles Purchase」のリンクを踏んだ方が確実かもしれませんね
topcashbackでPoints.comを検索して、上記の「Get Cashback」ボタンから一度Points.comに飛びましょう。
そのページは放置しておいて、マリオット公式ホームページからポイント購入ページを同じブラウザの別タブあるいは別ウインドウで開いてポイント購入すれば後日キャッシュバックされます!
もしTopCashbackにまだ登録されていない方は以下のリンクから登録すれば私からの紹介という形にはなりますが10USDをゲットできますのでよろしければどうぞ!
マリオットポイントの使い方
貯めたポイントにどのような使い方があるかチェックして行きましょう!
貯めたポイントはホテル宿泊はもちろん、客室アップグレードやレストラン・スパ等の利用代金への充当、エアラインマイルへの交換など様々な使い道があり、上手く使えば旅行などが大変お得になります。
マリオットホテルの宿泊に利用する
マリオットホテルの宿泊に利用するのが最もポピュラーであり最もお得な方法だと思います。
全額ポイントでの無料宿泊が基本となりますが、ポイントの不足分を現金で支払うキャッシュ+ポイントという方法もあります。
使い道をチェックして行きましょう!
無料宿泊
ポイントの使い方として最もお得なのは無料宿泊に利用することです。宿泊に必要なポイントはカテゴリーにより異なります。
2021年3月から無料宿泊のポイントが変更となったホテルもあります。詳細については以下の記事をご参照下さい。
カテゴリー | スタンダード | オフピーク | ピーク |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
予約の方法は簡単です!公式サイトから「ポイントの使用」にチェックを入れて検索します。
するとその日に無料宿泊ができるホテルのリストが表示されます。必要ポイントと平均宿泊料金が出てくるので、一目で1ポイント何円で使えるかを把握しながら予約できます。
「料金表示」という青色のボタンを選択すると、以下の画面に切り替わり予約へと進みます
特典除外日(ブラックアウト期間)がなく、ゴールデンウィークだろうが年末年始だろうが、スタンダードルームに空室がある限り宿泊できます。
そして、ポイントで無料宿泊した場合でも上級会員資格の特典は適用されます。
ポイントアドバンス
Marriott Bonvoyにはポイントが不足していてもポイントでの無料宿泊が予約できる「ポイントアドバンス」というユニークな制度があります。ポイントでの無料宿泊を予約したくてもポイントが不足している場合にチェックインの最低14日前までに追加ポイントを獲得するか、購入すれば、希望通りに予約することが可能なのです。
ポイントでの無料宿泊の予約画面で以下のように「ポイントアドバンス」を選択するだけでOKです。
ただし、予約を持ちすぎると怒られますのでご注意ください(笑)
ポイントセーバー
SPG/マリオット リワード(Marriott Bonvoy)には「ポイントセーバー」という制度があり、最大33%少ないポイントで無料宿泊可能です。ポイントセーバーは年がら年中利用できるわけではなく、閑散期のキャンペーンとして使えることがあります。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でしばしばみられました。ですから宿泊したいホテルにディスカウントしたポイントで無料宿泊できるチャンスを見つけた場合は積極的に利用を検討しましょう。ポイントセーバーで必要なポイントは以下の表の通りです。
キャッシュ&ポイント
ポイントが無料宿泊に足らないときには、キャッシュ&ポイントという「ポイント+現金」という方法で宿泊する方法もあります。2,500ポイントと50米ドルの組み合わせから無料宿泊特典と交換できます。
例えばカテゴリー8は
スタンダード:440 USD + 42,500 ポイント
オフピーク:440 USD + 27,500 ポイント
ピーク:440USD + 57,500 ポイント
となります。
キャッシュ+ポイントは無料宿泊とは異なり、ブラックアウト期間があることに注意が必要です。繁忙期は利用できない日もあります。
また、無料宿泊の方がお得なケースがほとんどと思われますので、無料宿泊できるポイントが貯まっている場合は無料宿泊と比較検討しましょう。
5泊目無料宿泊特典
ポイントで4連泊の宿泊をすると、次の5泊目が無料になります。つまり4泊分のポイントで5泊することが可能になります。また、特典除外日はありません。
ポイントをレストランやスパの料金に充当
「インスタントアワード」(ポイントでお支払い)という制度もあります。ポイントをレストラン・カフェ・バーの飲食料金、スパトリートメントなどの多彩なホテルサービスと交換できます。部屋付けにできる料金なら何でも利用可能です。
部屋付で利用した代金について、250ポイント=1US$の交換レートで精算に利用することが可能で250ポイント(1米ドル相当)から交換できます。この場合は1ドル110円で考えると1ポイントが0.44円相当となりあまりお得な方法ではありません。
客室のアップグレード
最小1,000ポイントからポイントを利用することでより良い部屋へのアップグレードをすることが一部のホテルとリゾートで可能です。
例えばプログラム統合前はリッツカールトン東京では20000ポイント、リッツカールトン大阪では30000ポイントの追加でクラブフロアへのアップグレードが可能でした(現在は不可となっています)。
航空会社のマイルに交換
マイルに移行する場合の航空会社の選択肢がとても多く、ANAやJALも含む、40を超える世界の航空会社のマイレージプログラムに交換可能です。マイル移行手数料は無料です。
詳細については以下をご参照ください。
ほとんどのマイルへの交換レートは3,000ポイント=1,000マイル、すなわち3対1となっています。
もっとお得に交換しようと思えば、まとめて移行するとボーナスポイントが加算されるのでお得です。60,000ポイントまとめて移行すると、本来は20,000マイルなのですが、なんと5,000マイルが追加ボーナスとして加算されます。つまり60,000ポイント=25,000マイルということになります。
すなわち基本的には、マリオットのポイントをマイルに移行する場合は、60,000ポイントまとめて移行するのがお得でおすすめということになります。
しかも、ポイントをユナイテッド航空マイレージプラスの特典マイルに移行すると、10%のボーナスマイルが加算されます。
マリオット&SPGポイント(Marriott Bonvoyポイント)を航空会社マイルに移行する場合は以下のリンクからどうぞ!
最近見かけませんがマリオットポイントを航空会社マイルに移行する場合に30%増量キャンペーンというものもあります。キャンペーン時にマリオットポイントをマイルに交換するとさらに還元率が上がります。
僕は個人的に最近ユナイテッド航空マイルを利用してANA国内線特典航空券を発券しているのでマリオットポイントをユナイテッド航空マイルに移行しています。ユナイテッド航空マイルの詳細につきましては以下の記事をご参照ください。
ユナイテッド航空マイルを使って、あちこち寄り道フライトを楽しんでおります(^^;)
トラベルパッケージ(7日間の無料宿泊とマイルのセット)
「航空券とホテルのパッケージ」という選択肢もあります。航空マイル+マリオットの無料宿泊(7泊)にポイントを交換できます。
※ユナイテッド航空については7泊+55,000マイルあるいは7泊+110,000マイルとなります
7泊+50,000マイル | 7泊+100,000マイル | |
---|---|---|
カテゴリー1〜4 (5,000~30,000ポイント) |
255,000ポイント | 330,000ポイント |
カテゴリー5 (30,000~40,000ポイント) |
315,000ポイント | 390,000ポイント |
カテゴリー6 (40,000~60,000ポイント) |
435,000ポイント | 510,000ポイント |
カテゴリー7 (50,000~70,000ポイント) |
495,000ポイント | 570,000ポイント |
カテゴリー8 (70,000~100,000ポイント) |
675,000ポイント | 750,000ポイント |
その他
その他にも以下のようなMarriott Bonvoyポイントの使い道はありますが、アメリカ国内向けですので日本人には使いにくいと思います。
航空券&レンタカー「テイクオフ」
ギフトカードおよび商品クーポン
モーメント
最後に
マリオットのポイントセールでは久々に増量でなく割引セールが行われていますので、今まで行われた割引セール(25%・30%)と増量セール(40%・50%・60%)を比べた場合にどの順でお得なのか検証しました。また30%割引セールを開催中ですのでセールの内容をまとめました。また、これを機にマリオットの使い方についておさらいしました。
マリオットの最近の話題については以下の記事もご参照下さい
今年はマリオットを含め高級ホテル上級会員資格取得のハードルが下がっておりチャンスです。ホテル上級会員については以下の記事をご参照下さい。