IHGホテルズ&リゾーツの会員プログラムのIHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)は登録料・年会費は無料でホテルで様々な特典を受けることができます。こちらの記事ではIHGリワードの会員制度、会員ランク、会員特典からポイントの貯め方や上手な使い方、上級会員になるコツ、他のホテル会員プログラムと比較した強み弱みなどなどIHGワンリワードのすべてをご紹介します。(2018年5月12日初投稿、2022年5月8日修正)
目次
- 1 IHGとは?
- 2 日本におけるIHGグループホテルの分布
- 3 IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)とは?
- 4 IHGワンリワードの会員ランク
- 5 IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)上級会員への近道
- 6 IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)の会員特典
- 7 IHGリワードの注目すべき会員特典
- 8 IHGリワードのポイントの貯め方
- 9 IHGリワードポイントの使い方
- 10 他のホテルグループと比較したIHGの強み
- 11 他のホテルグループと比較したIHGの弱み
- 12 IHGホテルを予約する時はキャッシュバックサイトを利用しましょう
- 13 最後に
IHGとは?
インターコンチネンタルホテルズグループ(InterContinental Hotels Group: IHG)という、世界約100ヶ国に約6,000ホテル、890,000室を展開する世界最多の多国籍ホテルグループです。
2021年インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は、IHGホテルズ&リゾーツにブランドを変更しました。
日本国内では、「インターコンチネンタル」、「ANAクラウンプラザ」、「ANAホリデイ・イン」、「ANAホリデイ・イン・リゾート」、「ホテルインディゴ」「キンプトン」が所属しています。
公式サイトのリンクは以下からどうぞ!
日本におけるIHGグループホテルの分布
日本でも多くの都市にIHGグループのホテルがあります
上の地図をご覧頂いてお分かりのように主要都市だけでなく地方都市にもあります。後に述べますが他のホテルグループと比べてホテルの数が比較的多く、地方都市にも多くあるため使いやすいホテルグループと言えるでしょう
IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)とは?
IHGホテルズ&リゾーツの会員プログラムです。2021年インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)が、IHGホテルズ&リゾーツにブランドを変更したと同時に、ロイヤリティプログラムについても「IHGリワーズクラブ」から「IHGリワード」に名称を変更しました。また、2022年4月に上級会員制度の特典などが変更となるとともに「IHGワンリワード」にさらに名称が変更となりました。
登録料・年会費は無料でIHGのホテルで様々な特典を受けることができます。
IHGワンリワードの会員ランク
IHGワンリワードの会員ランクは4段階→5段階に
2022年3月以前は、IHGリワードには、1暦年(毎年1/1〜12/31)の宿泊数や獲得ポイントに応じてクラブ、ゴールド、プラチナ、スパイアと4段階のステータスがありました。クラブ会員は入会するだけでなれます。
2022年4月以降は
・シルバーが新設
・スパイア→ダイヤモンドに名称変更
となりました。つまり、
クラブ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと5段階のステータス
となります。
上級会員になる条件
上述のようにIHGリワードの会員ランクが4段階→5段階に変更になるとともに、各ステータス獲得基準が変更となります。
シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | |
宿泊数 | 10泊 | 20泊 | 40泊 | 70泊 |
ポイント数 | - | 40,000ポイント | 60,000ポイント | 120,000ポイント |
上級会員獲得のための「宿泊数」のポイント
宿泊数にカウントされる宿泊は公式サイトからの予約であれば基本的に問題ありません。他のホテルグループと同様で第三者サイト(Hotels.com, Expediaなど)経由の予約は加算対象外となります。
個人的にちょっと興味深いと思ったのは上級会員の条件の宿泊数は無料宿泊特典も加算OKである点です。もしもポイントを大量に持っていれば無料宿泊だけで泊数を稼いで上級会員になることも理論上可能です。
いかなる暦年においても、会員様がエリートステータスを獲得された場合、獲得されたステータスはその翌暦年の末日まで継続します。また、IHGリワーズの無料宿泊特典での宿泊も、エリート会員資格取得に向けた加算対象宿泊数としてカウントされます。12月末日において、加算対象宿泊数が各ステータスレベルに必要とされる数を超えた場合は、超過分を翌暦年の会員のエリートステータス取得に向けた対象宿泊数としてカウントされます。エリート繰り越し宿泊は1暦年のみ有効です。
またプラチナエリート、ダイヤモンド(旧スパイア)エリート会員については宿泊数の翌年への繰り越しが可能です。1暦年(毎年1/1〜12/31)の末日(つまり12/31)までにエリート対象宿泊の実績がプラチナエリートの場合は40泊を、ダイヤモンド(旧スパイア)エリートの場合は70泊を超えた場合は、超過分の宿泊数は翌暦年のエリートステータス継続に繰越すことができるというわけです。
上級会員獲得のための「ポイント獲得」のポイント
上級会員獲得のためにたくさんの「ポイント獲得」するにはまずエリート資格獲得のために必要なポイントに加算「対象外」となるポイントに注意しなければいけません。
対象となるポイント
ホテル滞在で支払われた加算対象料金 (1ドルにつき10ポイントの基本ポイント)
ボーナスポイントパッケージ
対象外となるポイント
エリート会員に加算される「ボーナスポイント」(10~100%)
キャンペーンにより獲得したポイント
IHGは他のホテルグループと比べると比較的簡単にサクサクとポイントが貯められるのですがそれはボーナスポイントやキャンペーンポイントが多いのです。しかし、これらはエリート会員資格に必要なポイントの加算対象外となることに注意してください。また、宿泊する際にもらえる1ドルにつき10ポイントはどのステータスでも同じなのです。ということはゴールドに到達するための40,000ポイントを獲得するためには4000ドル近くとなり少なくとも約40万円必要になります。プラチナ、ダイヤモンド(旧スパイア)となると自腹ではかなりキツイです…
IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)上級会員への近道
他の外資系ホテルグループでは、マリオットは「マリオットボンヴォイアメックス」、ヒルトンは「ヒルトンオナーズアメックス」を取得すれば宿泊ゼロでも上級会員になれます。しかしIHGについてはそうしたクレジットカードはありません。
となると上述したように上級会員獲得のための「ポイント獲得」のポイントは「ボーナスポイントパッケージ」で稼ぐことになります。
ボーナスポイントパッケージで稼ぐ
ボーナスポイントパッケージとは何でしょうか?
以下のIHG公式ホームページの「ボーナスポイントパッケージ」のホームページから引用します。
ボーナスポイントパッケージでは、ホテルご宿泊の際に通常獲得できる基本ポイントに加え、ご滞在ごとに1,000~5,000ポイントを追加で獲得いただけます。さらに同一パッケージのボーナスポイントは、エリートステータスの取得や維持に必要な対象ポイントとしてもカウントされます。
ホテルにより通常ポイントの他にボーナスポイントが加算される宿泊プランがあります。つまり1000~5000ボーナスポイントが付与された宿泊プランで宿泊すると基本ポイント+ボーナスポイントが獲得できエリート会員資格に必要なポイントをがっぽりと稼げるわけです。当然ボーナスポイントプランは通常の宿泊プランより割高なのでお金でポイントを買うのと同じです。
「ボーナスポイントパッケージ」はどこのホテルにでも設定されているわけではありませんし、ホテルによっては割高に感じるホテルもあるので注意して予約する必要があります。また1泊あたりでなく1滞在あたりにボーナスポイントが付与されることにも注意が必要です。
私個人が多用しているのは近いこともあって「ANAクラウンプラザホテル京都」の5000ポイントプランです
最近ではホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋が比較的安く宿泊できるため、こちらにボーナスポイントを追加で購入してポイント数を稼いでいます
下の写真のように獲得したポイントは「エリート資格対象ポイント(Elite Qualifying Points:EQP)」として扱われるとが明記されています
インターコンチネンタルアンバサダーに入会する
インターコンチネンタルアンバサダーという有料会員プログラムがあります。入会および継続は200ドル(約22000円)です。200ドルの代わりに40000ポイントで支払うことも可能です。
「インターコンチネンタルアンバサダー」に入会すると自動的にIHGリワードのプラチナ会員(2019年変更)になれるのです。
その他にも以下の特典があります。
・客室アップグレード保証
・レイトチェックアウト(16時まで)
・ウィークエンド無料宿泊券
・ウエルカムスナックorフルーツorスイーツ
・ウエルカムギフト
・ミネラルウォーター
ウィークエンド無料宿泊券を使えば年会費分はすぐ取り返せますのでインターコンチネンタルを利用する機会があるならば入会しておいても良いと思います。実例を以下に示します
ただ勘違いされやすいのは「インターコンチネンタル アンバサダー」はあくまで「インターコンチネンタル」だけの特典で、基本的にはクラウンプラザホテルやホリデイインでは使えません。「IHGリワード(旧IHGリワーズクラブ)」は、IHGの全てのホテル、つまりインターコンチネンタル、ホリデイ・インやクラウンプラザなども対象となるホテルプログラムですが、「インターコンチネンタルアンバサダー」は、あくまで「インターコンチネンタル」の会員プログラムなのです。
IHGワンリワード(旧IHGリワード・旧IHGリワーズクラブ)の会員特典
IHGワンリワードの会員特典を表にまとめますと以下のようになります。
IHGワンリワードの会員特典(2022年6月以降)
特典 | クラブ | シルバーエリート | ゴールド エリート |
プラチナ エリート |
ダイヤモンド エリート |
翌年のステータスのための繰り越し宿泊(エリートロールオーバーナイト) | - | - | ● | ● | ● |
ボーナスポイント獲得 | - | 20% | 40% | 60% | 100% |
ポイント獲得 | ● | ● | ● | ● | ● |
無料宿泊特典
(利用除外日がなくいつでも利用可) |
● | ● | ● | ● | ● |
ポイント有効期限なし | - | ● | ● | ● | ● |
会員料金 | ● | ● | ● | ● | ● |
会員限定キャンペーン | ● | ● | ● | ● | ● |
無料宿泊特典の割引 | - | - | - | ● | ● |
ダイヤモンド専用サポート | - | - | - | - | ● |
無料インターネット | ● | ● | ● | ● | ● |
客室保証 | - | - | - | 72時間 | 72時間 |
無料アップグレード
(空室状況による) |
- | - | - | ● | ● |
ウェルカムアメニティ | - | - | - | ポイント
または 飲み物/スナック |
朝食、ポイント、飲み物/スナックの無料サービス |
アーリーチェックイン
(空室状況による) |
- | - | - | ● | ● |
レイトチェックアウト
(空室状況による) |
午後2時 | 午後2時 | 午後2時 | 午後2時 | 午後2時 |
IHGリワード(旧IHGリワーズクラブ)の会員特典(2022年4月まで)
参考までに2022年4月上旬までのIHGリワードの会員特典を表にまとめますと以下のようになります。
スパイアチョイス特典(25,000ボーナスポイント)は2022年4月13日で廃止となりました。
特典 | クラブ | ゴールド エリート |
プラチナ エリート |
スパイア エリート |
---|---|---|---|---|
ポイントまたはマイルの獲得 | ● | ● | ● | ● |
会員専用料金(YOUR RATE) | ● | ● | ● | ● |
無料インターネット | ● | ● | ● | ● |
会員専用の電話によるカスタマーサービス | ● | ● | ● | ● |
無料宿泊特典
(利用除外日がなくいつでも利用可) |
● | ● | ● | ● |
特典での無料宿泊でステータス獲得に必要な宿泊にカウント | ● | ● | ● | ● |
レイトチェックアウト | - | ● | ● | ● |
ポイント有効期限延長(期限なし) | - | ● | ● | ● |
プライオリティ・チェックイン | - | ● | ● | ● |
基本ポイントにボーナスポイントを加算 | - | 10% | 50% | 100% |
客室の無料アップグレード | - | - | ● | ● |
客室の保証サービス | - | - | ● | ● |
ハーツGoldプラス・リワーズFive Starステータスへの限定アップグレード | - | - | - | ● |
ステータス獲得・更新時の特別選択式特典(25000ポイントorプラチナエリートステータスを友人にプレゼント) | - | - | - | ● |
アーリーチェックイン(午前10時) | - | - | - | ● |
会員ランクが上がるとどのような特典が追加されるかチェックしていきましょう!
クラブ会員
無料の入会だけでクラブ会員になることができます。
基本的な特典として、
・宿泊料金に応じたポイントやマイルの獲得
・会員専用料金(YOUR RATE)での宿泊
・ポイントを使った無料宿泊特典
・無料インターネット
・14時までのレイトチェックアウト
があります。空室状況によりますが入会するだけで14時前のレイトチェックアウトのサービスが受けられる可能性があるのは素晴らしいですね!
シルバーエリート会員
10泊の宿泊が条件となります。
クラブ会員特典に加えて以下の特典が追加されます。
・ボーナスポイント20%
・ポイント有効期限なし
ゴールドエリート会員
20泊の宿泊または40,000ポイントが条件となります。
シルバー会員特典に加えて以下の特典が追加されます。
・ボーナスポイント40%
・翌年のステータスのための繰り越し宿泊(エリートロールオーバーナイト)
プラチナエリート
40泊の宿泊または60,000ポイントまたはインターコンチネンタルアンバサダーへの入会が条件となります。
ゴールド会員特典に以下の特典が追加されます。
・ボーナスポイント60%
・無料宿泊特典の割引
・客室保証サービス
・無料の客室アップグレード(空室状況による)
・ウェルカムアメニティ(ポイントまたは飲み物/スナック)
・アーリーチェックイン(空室状況による)
・リワードナイト(無料宿泊)必要ポイントディスカウント
ダイヤモンドエリート会員
70泊の宿泊または120,000ポイントが条件となります
プラチナ会員特典に以下の特典が追加されます
・朝食2名分
・ダイヤモンド会員専用サポートサービス
公式ホームページの表に載っていない特典?
ベストレート保証
IHGのペストレート保証制度「ベストプライス保証」とは、IHG公式サイトから直接予約した場合に最安値を保証する制度です。他サイトでさらに安い料金を発見した場合は、その低料金に合わせた上で、通常の5倍のIHGリワーズクラブ ポイント(最大40,000ポイント)がもらえます。こちらは非会員でも申請できますが、非会員だとポイントはもらえないので実質的にIHGリワーズクラブ会員向けの特典と言えるでしょう。
ベストレート保証の実際と体験談については以下の記事をご参照ください
そしてベストレート保証は2018年1月から内容が変更しています。そのことを報告した記事は以下になります。
IHGリワードの注目すべき会員特典
ずらずらとエリート会員特典を挙げてきましたが皆様がおそらく注目している使いたい会員特典について検証してみましょう!
・アーリーチェックイン(プラチナから)レイトチェックアウト(クラブから)
・無料朝食(ダイヤモンド)
・スイートを含む客室アップグレード(プラチナから)
・マイルストーン特典(20泊から)
アーリーチェックイン(プラチナ会員、ダイヤモンド会員)、レイトチェックアウト(クラブ会員以上)
2022年4月まではスパイア会員のみの特典でしたが、2022年6月からはダイヤモンド会員に加え、プラチナ会員もアーリーチェックインの対象となります。
プラチナ会員とダイヤモンド会員がアーリーチェックインを希望した場合、ホテルは空室状況に応じて最善を尽くし、部屋を用意するようにするとのことです。また、こちらも空室状況によりますが、全ての会員が午後2時までのレイトチェックアウトをリクエストできるようになります。入会するだけでなれるクラブ会員でもレイトチェックアウトが可能になるのは大きいと思います。
無料朝食(ダイヤモンド会員)
ダイヤモンド会員は、6月よりウェルカムアメニティとして、2名分の朝食を無料で選択できます。
ただし、Candlewood Suites、Holiday Inn Club Vacations,、一部のKimpton、 InterContinental Alliance Resorts (Las Vegas and Macau)、Mr. and Mrs. Smithは対象外のようです。
スイートへのアップグレード(プラチナ会員、ダイヤモンド会員)
プラチナ会員とダイヤモンド会員にはアップグレードの客室についてスイートルームが対象客室に追加となるようです。こちらについては近日中に導入される予定とのことです。
ポイント宿泊のディスカウント(プラチナ会員、ダイヤモンド会員)
新IHGリワード(IHG Oneリワード)のポイントを利用した無料宿泊において割引プロモーションを利用できるようです。つまり、無料宿泊に必要な必要ポイントが割引となります。
専用サポートライン(ダイヤモンド会員)
2022年6月よりダイヤモンド会員専用のサポートラインが開設されるようです。ダイヤモンド会員は、IHGアプリまたはウェブサイトのIHGワンリワードアカウントからサポートラインへのアクセスが可能となるようです。
エリートロールオーバーナイト(ゴールド会員、プラチナ会員、ダイヤモンド会員)
エリートロールオーバー・ナイトとは、ゴールド会員、プラチナ会員、ダイヤモンド会員が資格達成後に余った宿泊数を全て翌年の実績としてロールオーバー(繰り越し)することで、翌年により早くステータスを獲得することが可能となるシステムです。
マイルストーン特典
新IHGリワード(IHG Oneリワード)はマイルストーンリワードを導入し、20泊から100泊まで10泊クリアするごとに好みのリワードを選択することができます。これはHyattに似ていますね。
マイルストーンボーナスの詳細については以下の公式サイトをご参照下さい
まとめますと以下のようになります
必要泊数 | 選択できるリワード |
20泊 | 以下から1つ選択可
5,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×2 スイートアップグレード×1 |
30泊 | 以下から1つ選択可
5,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×2 |
40泊 | 以下から2つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 スイートアップグレード×1(1回のみ) 年間ラウンジアクセス権(1回のみ) |
50泊 | 以下から1つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 |
60泊 | 以下から1つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 |
70泊 | 以下から2つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 スイートアップグレード×2(1回のみ) 年間ラウンジアクセス権(1回のみ) |
80泊 | 以下から1つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 |
90泊 | 以下から1つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 |
100泊 | 以下から1つ選択可
10,000ボーナスポイント フード & ビバレッジリワード×5 |
フード&ビバレッジ リワード
フード&ビバレッジリワードは1枚につき20ドル相当となり、一度に複数回使用することも可能です。以下の規約を見ると日本で利用する際は2000円に換算されるようです。
有効期限はマイルストーンボーナスとして選択してから12か月間です。
以下に規約を引用します
IHGワンリワーズ会員は、飲食特典のポイントを交換し、対象のIHGホテル&リゾートで、ホテル滞在中に適用される飲食料金について、クーポンごとに最大20USドルまでクレジットを適用することができます。会員の該当の料金合計が20USドル未満の場合でも、各飲食特典は一度のみご利用いただけます(該当の飲食料金15USドルに対する飲食特典のポイント交換は、15USドルのクレジットのみです)。
・飲食特典はマイルストーンの選択から12か月間有効です。
・適用料金は施設によって異なりますが、通常は飲食代とチップを含みます。
・飲食特典は、会員の国や地域に応じて、6つの通貨で発行され(20米ドル、15英ポンド、15ユーロ、125中国元、2,000円、および70サウジアラビア・リヤル)、その他は全て20米ドルの特典となります。特典金額とクレジット金額は、ポイント交換時にホテルの現地通貨に換算されます。
・ご滞在1回あたり会員が使用できる飲食特典の数に制限はありません。
・会員様各自の責任において、クレジット適用後の残高をご確認ください。
・IHGワンリワーズ ポイントの獲得は、残高に対してのみ可能です。
・飲食特典は譲渡できません。また複数の客室、または宿泊予約、共有客室に適用することはできません。
・獲得ポイントは、交換、差し替え、または現金もしくはその他の種類のクレジットへの変換はできません。
・一度ポイント交換をすると、飲食特典は変更やキャンセルはできません。
・飲食特典は、飲食の該当料金全額に適用されます。つまり食事のみ、またはドリンクのみに適用することはできません。
・飲食特典は、料金が第三者によって支払われる、グループ、パッケージツアー、または会議でのご滞在の場合、飲食特典は適用されません。
・特典は、ホリデイ・イン クラブバケーションズを除くすべてのIHGブランドでご利用いただけます。また、Mr & Mrs Smithのホテルやリゾート、インターコンチネンタル アライアンス リゾート(ラスベガスおよびマカオ)では、この特典はご利用いただけません。
・自動販売機、Uber Eatsなどの第三者が提供する外部デリバリーサービス、客室料金へのチャージができないレストラン、ギフトショップ、およびミニバーへのチャージにかかる税金は対象外となります。
・マーケットプレイスで特典を利用することはできません。
スイートルームアップグレード
スイートルームアップグレードは、5泊までの滞在時に客室をアップグレードするために利用できます。アップグレードはチェックインの14日前から24時間前までにIHG One Rewardsに連絡することで適用されます。
規約を引用します
スイートルームをご利用いただけない場合、エントリーレベルのスイートルームまたはプレミアムルームへのアップグレードを1室のみ承ります。
・確約済みスイートアップグレード特典は、マイルストーンでの選択から12か月間有効です。
・確約済みスイートアップグレードは、40泊および70泊に達したマイルストーン時点で1回のみご選択いただけます。
・確約済みスイートアップグレードは、ベストフレックス料金、会員割引、政府関係者割引価格、一部のコーポレート レート、およびパッケージ料金など、対象料金でのご滞在についてのみ承ります。
・事前決済が必要な予約ではご利用になれません。
・確約済みスイートアップグレードは、必ずIHGカスタマーケアにご連絡いただいた上でご利用ください。
・確約済みスイートアップグレードは、ご到着の14日前からチェックインの24時間前まで承ります。
・最大5泊までのご滞在についてご利用になれます。
・確約済みスイートアップグレードは、会員様の客室にのみ適用されます。したがって、この特典を譲渡することはできません。
・スイートアップグレードは、現金や他の種類のクレジットに交換することはできません。
・確約済みスイートアップグレードは、グループでのご滞在、パッケージツアーでのご滞在、または会議でのご滞在で、料金が第三者によって支払われるものについてはご利用になれません。
・プラチナエリート、ダイヤモンドエリート会員の方は72時間保証の対象外となります。
・ホテルのキャンセルポリシーに定める期間内にキャンセルされた場合、確約済みスイートアップグレード特典は会員のリワードウォレットに戻され、元の有効期限が適用されます。
・多大な需要が発生する特別なイベント時には、ホテルの判断により、確約済みスイートアップグレードのご利用可能状況に例外を適用させていただく場合があります。
・会員様が確約済みスイートアップグレード特典をご利用になったにもかかわらず実際にはご宿泊をされなかった場合、アップグレード特典は無効になります。
・確約済みスイートアップグレードは、ロイヤルアンバサダー、アンバサダー、Inner Circle会員のアップグレード保証に加えてさらにご利用になることはできません。
・確約済みスイートアップグレードは、一部例外(avidホテル、アトウェル スイーツ、IHG軍用ホテル、ホリデイ・イン クラブバケーションズ、インターコンチネンタル アライアンス リゾート(ラスベガスおよびマカオ)、シックスセンシズ ホテルズ リゾーツ スパ)を除いたすべてのIHGブランドでご利用いただけます。
・一部のホテルやリゾートでは、スイートルームのご用意に限りがあります。スイートルームをご用意できない場合には、プレミアムルームをご提供いたします。
年間ラウンジアクセス権
40泊または70泊した場合のマイルストーンボーナスで年間ラウンジアクセス権を選択できます。40泊または70泊をクリアした年の残りの期間と翌年に有効となります。
マイルストーンリワードの獲得は達成から90日以内にいずれかのオプションを選択する必要があります。
規約を引用します
ラウンジ会員資格をお持ちの場合、登録会員様に加え、ゲストの方お一人様(追加ゲストはホテルに滞在する必要はありません)までに限り、滞在期間中またはチェックアウト時まで、ホテルのクラブラウンジおよび供用施設(ライブラリー、ミーティングルーム、ビジネスステーションなど)をご利用いただけます。
・年間ラウンジ会員を選択すると、会員資格はその年の年末までと、これに加えて12か月間有効となります(例:2022年6月に年間ラウンジ会員マイルストーンを選択した場合、2023年12月31日まで有効となります)。
・年間ラウンジ会員特典は貯めておくことはできません。会員は、40泊または70泊のマイルストーンに達した時点で年間ラウンジ会員を1回選択していただくだけで、会員としてのメリットを最大限活用し、同年の年末までに加えて12か月の間、有効にご利用になれます。
・ラウンジでの飲食のご提供および追加のアメニティは地域およびホテルごとに異なります。
・ラウンジの年間会員資格は、改装や閉鎖、その他の施設側の制限のない限り、クラブラウンジのあるIHGのホテルやリゾートでご利用いただけます。
・年間ラウンジ会員には、クラブリージェントやクラブインターコンチネンタルの実際のラウンジ以外のアメニティやサービス(例:無料プレス、送別用アメニティ、空港送迎など)は含まれません。
・年間ラウンジ会員資格は、対象となるご宿泊についてのみ有効です。
IHGリワードのポイントの貯め方
IHGリワードは他のホテルグループと比べると比較的サクサクと大量に貯めることも可能です。
IHGのキャンペーンを利用する
IHGはボーナスポイントを獲得できるキャンペーンをしばしば行っています。
以前は「スピードアップキャンペーン」があったのですが無くなってしまいました。いくつかのお題(オファー)ごとにポイントが付与され、与えられるオファーは人によって違いますし、すべて達成した時のポイントも大きく違いますのでゲーム感覚でクリアするのを楽しめたのに残念です。過去のスピードアップキャンペーンの内容については以下の記事をご参照ください。
最近は単純に宿泊回数や滞在回数に応じてポイントが2~4倍になるキャンペーンが多くなっています。たくさん宿泊される方にフェアにポイントが増える制度となりましたが、個人的にはゲーム感覚がなくなり寂しいです…
また「OTA book direct」というキャンペーンなど大型キャンペーンも行われたことがあります。
このようなキャンペーンのおかげでIHGは他のホテルグループと比べ比較的ポイントがサクサクと貯まっていきます。
IHGホテルに宿泊してポイントを貯める
最も基本となる貯め方になるでしょう。先ほど述べたようにIHGホテルに宿泊すると「1ドルごとに10ポイントの基本ポイント」+「エリート会員資格による10~100%のボーナスポイント」が貯まります。
IHGリワードポイントを購入する
IHGリワードポイントは購入することもできます。
普段は1000ポイント13.5ドルで購入できますがこのレートでの購入はオススメできません。IHGはポイント購入セールをよく実施しています。最大は100%ボーナスキャンペーンになりますので購入するならキャンペーン時にしましょう。100%ボーナス時に購入すると1ポイント=0.6円程度になります。使用する時は以下にも述べますようにそれ以上の価値になるように使いましょう。
IHGポイント購入キャンペーンについては以下の記事をご参照下さい
IHGリワードポイントの使い方
せっかく使ったIHGリワードポイントをどのように使うとお得に使えるのか使い方を考えていきましょう。
IHGリワードポイントを無料宿泊に使う
IHGのホテルではポイントでの無料宿泊が可能です。無料宿泊に必要なポイント数はホテルによって異なり日本国内のIHGホテルでは以前は1泊あたり10000~70000ポイントでしたが最近は変動制となり100,000ポイント/泊を超えるケースも目にするようになりました。
キャンペーン時にポイントを購入した場合前述のようにだいたい1ポイント=0.6円になります。よってそれ以上の価値になるように、また可能な限り1ポイント1円程度の価値になるような使い方がベストです。
無料宿泊がお得なのかしっかり考えて使いましょう
先ほど述べたように国内で最高の70000ポイント/泊必要なANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートを例に見てみましょう!夏休み後半ですがまだまだ沖縄のリゾートはハイシーズンである8/20から1泊で調べてみます。
1泊67925円となっています
ポイントの方もチェックするともちろん70000ポイント必要となっています。
67925円/70000ポイントですので1ポイントあたり0.97円となりポイントでの無料宿泊はお得と判定できます。
次のケースを見てみましょう!観光シーズンに入る前の5月の平日にANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊する場合を考えてみます。
ローシーズン平日とあって7600円で宿泊可能です。
一方ポイント無料宿泊特典では20000ポイント必要となります。7600円/20000ポイントですので1ポイントあたり0.38円となりポイントを使った無料宿泊は少しもったいないということになります。
このように無料宿泊特典を利用する際は1ポイントの価値がいくらくらいになるのか考えて使うのがよいでしょう!
ポイント&キャッシュで宿泊する
公式ホームページから引用します。
IHGリワーズクラブの「ポイント&キャッシュ」は、無料宿泊特典獲得の際のオプションです。無料宿泊特典は、貯まったポイントを使ってご希望の無料宿泊特典に交換いただけるだけでなく、不足ポイントをさまざまな単位で購入し、お持ちのポイントと組み合わせて獲得いただくこともできます。
こちらのシステムは無料宿泊特典に必要なポイントに足りなくても現金を追加して宿泊できるということになります。先ほどの無料宿泊特典と同様に1ポイントの価値を考慮して使用するといいと思います。
先ほどのANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのケースで考えてみましょう!
例えば「50000ポイント+13676円」で宿泊するならば67925-13676円/50000ポイントになりますので1ポイントあたり1.08円となりこのケースはポイント&キャッシュでの宿泊はお得と言えます。
なおTwitterのフォロワーさんに教えて頂いたのですが、ポイント&キャッシュは不足分のポイントを購入した扱いになるため、予約と同時に決済され、もしキャンセルした場合は全てポイントで返還されます。
インターコンチネンタルアンバサダーの入会や更新に利用する
先ほど述べたようにインターコンチネンタルアンバサダーの入会に必要な費用を支払う代わりにポイントで代えることが可能です。
入会時・継続時:200ドル or 40000ポイント
2年目以降の継続は150ドルでしたが、200ドルに値上がりしましたが、15,000ポイントが付与されるようになりました。
1ドル=110円で計算してみると22000円/40000ポイント(1ポイント=0.55円)となりポイントでの入会や継続はお得ではないと考えられます。
その他の使い道はお得ではありません
マイルに交換することも可能ですし、ポイントでショッピングすることも可能です。また、ギフトカード、電子書籍、ゲーム、レンタカー、航空券などに交換できます。しかしマイル交換で10000ポイント→2000マイルとなるように、これらはレートが悪いのでよほどのことがない限り他の使い方(主に宿泊目的で使用)をした方がいいと思います。
お得なポイントの使い道としての結論
IHGリワードのお得な使い道としてはやはり無料宿泊特典、ポイント&キャッシュなどなどIHGホテルへの宿泊に使うのがよいという結論に達しました!ただし宿泊なら何でもやみくもに使うのではなく1ポイントあたりの価値をしっかりと検討するのがよさそうです。
他のホテルグループと比較したIHGの強み
日本の地方都市でのホテル数の多さ
他の外資系ホテルグループと比べると日本でのホテル数は多い方です。主要都市だけでなく地方都市にも多く存在し大変使いやすいです。
参考までに2022年5月現在の日本でのホテル数を挙げておきます
IHG:44か所
ヒルトン:19か所
マリオット:72か所
ハイアット:17か所
ポイントの貯めやすさ
先ほどから述べているように他のホテルグループと比べるとIHGはキャンペーンなどでポイントがザクザク貯まります。そのため他のホテルグループと比べると無料で宿泊できる機会が非常に多いと思います。
ANAのSFC会員に優待がある
ホテルにANA(全日空)の名前が付くホテルが多いことからお分かりのようにIHGはANAと密接な関係にあります。そのためかANAの上級会員に対する優待があります。その一つがANAスーパーフライヤーズ会員特典です。宿泊割引、朝食無料、ウエルカムドリンクといったサービスが受けられます。
こちらの優待を受けることのできる「SFC会員プラン」については以下の記事をご参照ください。
他のホテルグループと比較したIHGの弱み
上級会員の特典が弱い
ヒルトンやマリオットなど他のホテルグループと比べると上級会員の特典が弱いと感じます。例えば、ヒルトンならゴールド会員から2名まで朝食無料、マリオットならプラチナ会員でラウンジ無料、朝食無料です。
ホテル上級会員の特典比較については以下の記事をご参照下さい。
朝食については2022年6月からダイヤモンド会員にようやく無料朝食が提供されるようになりました。ANAのSFC会員であれば前述のSFCプランで本人のみですが朝食を付けることが可能です。
IHGは最上級のダイヤモンド会員でもラウンジへのアクセス権がありません(ただし、マイルストーンボーナス導入により40泊すれば年間ラウンジアクセス権を獲得することができるようにはなりました)。また、客室のアップグレードについてもプラチナ会員から適用と他のホテルの会員プログラムと比較するとやや渋い印象を受けます。
IHGホテルを予約する時はキャッシュバックサイトを利用しましょう
Top CashbackやMr.Rebatesなどのキャッシュバックサイトを経由して予約することで宿泊料金の6〜10%がキャッシュバックされます。
IHGでキャッシュバックを受けられる海外版ポイントサイトとしては主に2つあります
Mr.Rebates
TopCashback
最後に
IHGの会員プログラムであるIHGワンリワード(旧IHGリワーズ・旧IHGリワーズクラブ)について会員特典、ポイントの貯め方や使い方、上級会員への近道を中心にまとめ、IHGと他のホテルグループとの比較をしてみました。本文中でも述べたように比較的ポイントが貯めやすいですので年に1回程度でも宿泊する機会があるのならば会員になっておいた方がいいと思います。