「HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト) 」ニジョウルーム室内の様子をレポートします。二条城が見渡せて居心地の良い部屋でした。また、ホテル建設の経緯、ホテルへのアクセス、HOTEL THE MITSUI KYOTO 客室の種類などもまとめました。
目次
HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト)とは?
「HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト) 」は、世界遺産「二条城」の真正面の京都国際ホテル跡地に2020年11月3日に開業しました。17世紀末、三井総領家の二代目当主三井高平が居宅を構え、その後250年以上に渡り三井総領家の邸宅が存在していたゆかりの地です。
ちなみにこの場所には藤田観光(東京都文京区)が1961年(昭和36年)に開業した京都国際ホテルがありました。京都国際ホテルが施設の老朽化などを理由に営業を終了した後の2014年12月に跡地を阪急不動産がマンション建設を目的に取得しました。しかし、京都市が2015年1月に「国際観光都市にふさわしいホテルの誘致を切望する」という異例の要望書を出したため、阪急不動産がこの土地を三井不動産へ転売した経緯があります。実は最初からこの場所に三井不動産がホテルを建てるつもりではなかったのです。
HOTEL THE MITSUI KYOTOはそのブランドコンセプトを「日本の美しさと - EMBRACING JAPAN'S BEAUTY-」と掲げ、伝統文化や建築、工藝、食などに見られる日本独自の美しさを大切にしているそうです。それは器に京都の伝統工芸品を用いているアフタヌーンティーでも感じられました。アフタヌーンティーの詳細はこちらの記事をご参照下さい。
また「継承と新生」をテーマに、入り口にはかつて三井総領家も所有し、築造から約300年経つ「梶井宮門」の遺構を修復・再現しています。
またホテルに入ってすぐに目に入るラウンジの奥に広がる美しい庭園が印象的であり、このホテルの中核と言えるでしょう。
四季折々の情景を美しく映す水盤が中核をなす庭園は、三井家時代の灯篭や景石を配置するなど当時の庭園の面影を継承しつつ、「庭屋一如」という庭園と建物を一体のものと捉える考え方のもと、庭園と建物が調和するように随所に工夫がなされています。
また、三井総領家の奥書院を継承した総檜造りの「四季の間」も目を惹きます
実際に宿泊してみるとこちらのホテルでは庭園が見える部屋に宿泊するのもいいなという気持ちになりました!
HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト)へのアクセス
先ほど述べたように二条城の目の前と非常に分かりやすい場所にあります。ただし、ホテルの正面玄関としては堀川通の1本東側の油小路通となります。油小路通は北向き一方通行ですので、特に車でアクセスされる際はご注意ください。
ちなみに車でアクセスした場合は駐車場はバレーパーキングとなり1泊4000円となります
鉄道のアクセスとしては
地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩3分
地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅より徒歩10分
となります
JR京都駅からはタクシーで約15分、料金は1500円ほどとなります
私にとってはIHGスパイア会員修行のため足繫く通っていたANAクラウンプラザホテル京都の隣であり非常になじみ深い場所となります(笑)
HOTEL THE MITSUI KYOTO客室の種類は?
HOTEL THE MITSUI KYOTOには以下のように11種類161室の客室があります。
眺望のランクとして二条城>庭園>市街地となっています。Onsenスイートだけは例外で、Onsenスイートのみから眺められる植栽や灯籠、石積みを配した庭が見られるようになっているようです。
客室タイプ | 面積(㎡) | 室数 |
デラックスルーム | 43-51 | 43 |
デラックスガーデンルーム | 47 | 11 |
プレミアルーム | 50-67 | 36 |
プレミアガーデンルーム | 50-61 | 30 |
ニジョウルーム | 50 | 19 |
デラックススイート | 55-65 | 9 |
エグゼクティブスイート | 78-86 | 3 |
ガーデンスイート | 95-97 | 2 |
ニジョウスイート | 112 | 5 |
Onsenスイート | 101-111 | 2 |
プレジデンシャルスイート | 213 | 1 |
ちなみにHOTEL THE MITSUI KYOTOのマリオットプラチナ会員以上の特典は以下の通りです。
・部屋のアップグレード
・ウェルカムギフト(1000ポイント or 朝食)
・16時までのレイトチェックアウト
HOTEL THE MITSUI KYOTOエントランス~チェックイン
油小路通や梶井宮門の前にはベルスタッフの方がいらっしゃいますので車でアクセスしても、徒歩でアクセスしてもすぐに駆け寄り話しかけて下さいます。
この立派な門構えが京都のホテルらしくていいですね!
門をくぐるとちょっとした庭園があり、左側にエントランスがあります
いいホテルはエントランスからテンションが上がります!
ホテル内に入ると天井が低く圧迫感があるなというのが第一印象でした。左手にコンシェルジュカウンター、右手がフロントとなります。
さらに進むと天井が高く開放的なロビーです。エントランスの天井が低いのはロビーを引き立たせる計算なんですね~
このロビーに座ってチェックインの手続きを行います。
ロビーの奥にはライブラリー
ライブラリーの前には北三井家・油小路邸と梶井宮門の歴史が書かれたパネルがあります
チェックインはお茶と干菓子を頂きながらゆったりと行うことができます
ライブラリーと反対側には茶室があります。こちらでは抹茶がいただける「午後のお愉しみ ~お抹茶のふるまい」が行われています。
HOTEL THE MITSUI KYOTOニジョウルーム室内のご紹介
今回は3階のお部屋でした。客室に向かう廊下も落ち着いた和の雰囲気です。
ホテルの公式ホームページより客室の紹介を引用します
二条城至近という三井家ゆかりの地に250年以上にわたって存在した三井総領家の邸宅。その跡地に建つHOTEL THE MITSUI KYOTOには、邸宅にふさわしい悠然としたたたずまいがすべての客室に息づいています。
たいせつな人を招き、もてなす日本の茶室を現代的に解釈し、選びぬかれた天然の素材と卓越した工藝技術で全161室の客室をつくりあげました。浴室には石造りのバスタブをしつらえ、足を延ばしてゆっくりとお寛ぎいただけるほか、敷地から湧き上がる天然温泉を満喫できるスイートもご用意しております。
この地が継承する気品、心地よいラグジュアリー、モダンな和の空間美ですべてのお客様にかけがえのない時間をご提供いたします。
和モダンな落ち着いた雰囲気の客室なのですが「茶室」「天然素材」「工芸技術」がキーワードになっているのがよくわかります。
まず入り口を入ったところです。スリッパが置かれているのがお分かりいただけるかと思いますが、こちらのホテルは入り口で靴を脱いでスリッパに履き替えるスタイルになっています。
入ってすぐ右手には靴を履くときに座るスツールと靴を置く棚、傘が置かれています
靴ベラ、ブラシも置かれています。靴磨きのサービスもあるようです。
入って左手側にはクローゼットとトイレ、ウェットエリアがあります
14個とたくさんのハンガーとバスローブがかけられていました
このバスローブはホテルで何と26,000円で売られている高級バスローブです
足元の3つの引き出しのうち両端の2つは空っぽ、真ん中の引き出しにはパジャマが入っていました
このパジャマはセパレートタイプで質感が気持ちよかったのですがホテルで13,000円で売られています
下の写真左手の扉はトイレです
お手洗いも落ち着いた雰囲気です
トイレの隣にあるバスルームは石造りでゆったりと足を延ばして入れます。奥にバスピローとバスソルトが置かれています。
シャワーはレインシャワーとハンドシャワーがあります。
シャワーはボタンでワンタッチで出したり止めたりできます
アメニティはパルファン サトリ(PARFUM SATORI)のHOTEL THE MITSUI KYOTOオリジナルのものです
バスルームの向かいにある洗面はダブルシンクで広々としています。
シンクの下にはタオルが置かれていますが、今治産スーピマコットンでフカフカです
歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリなどは木の箱に入っています
へちまスポンジ、マウスウォッシュ、カミソリ、ハンドソープ、ハブラシ、ヘアブラシ、ボディーローション、エメリーボード、ヘアゴム
シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーローション、ハンドソープはこちらにも置かれています
コップは珍しく陶器製のものです。
足元の引き出しにはドライヤーとランドリーバッグ
ドライヤーはHolistic cures
ベッドルーム側からウェットエリアを見るとこんな感じです。
さてベッドルームを見ていきましょう!大きな窓から二条城が見えてとても素晴らしいです
右手の入り口側には上段の苔のアートが印象的なキャビネットがあります
サービスのミネラルウォーター、ネスプレッソ、急須や湯呑みが置かれています。
上段に引き出しは食器やミニバーが入っています
グラスやカップはデザインもよく上質のものが置かれています。ネスプレッソとTWGの紅茶は無料です。
下段左側の冷蔵庫は引き出し式です。下段右側の引き出しにはデロンギの電気ケトルとアイスペールが入っています。
ベッドサイドにはBOSEのBluetoothポータブルスピーカーが置かれています。照明のスイッチとコンセント、USBコンセントがそれぞれ1口ずつあります。
反対側のベッドサイドには目覚まし時計と電話がありました
ベッドサイドにはコンセント、USBコンセント、室内の電気やシェードを操作できるスイッチがあります。こういったスイッチも何だかおしゃれです。
窓からは二条城!
二条城を見渡せる窓側にはソファー、椅子、一枚板のデスクが置かれています
箱の中には鉛筆などが入っています。またコンセント1口、マルチコンセント1口、USBコンセント2口がありデスクでの作業も問題なさそうです。
ウエルカムギフトであるスイーツが置かれていました
真ん中のお菓子は一見マカロンかと思いきや最中でした!干菓子とフィナンシェも置かれています
ベッドルーム奥から見るとこんな感じです
ターンダウン後は枕元には水が置かれパジャマは引き出しから出されてベッドの上に並べられていました!また細かいですが目覚まし時計の向きがベッドから見やすいように変えられていました。
また枕元にはフェイスマスク
キャビネット上にアイスペールが出され、中には氷が入れられていました
ベッドルームから入口側は右手はウェットエリア、左手はラゲッジスペースが置かれた廊下となっています
ウェットエリア側の扉は閉めることができます
ラゲッジスペースはかなり大きいです
引き出しは3つありますが1つにセーフティーボックス、残りの2つは空でした
HOTEL THE MITSUI KYOTOの朝食とアフタヌーンティーの様子は?
朝食やアフタヌーンティーを提供している1階「FORNI(フォルニ)」「THE GARDEN BAR」へ向かうロビーからの通路もまるで千本鳥居のような印象的な空間です。
HOTEL THE MITSUI京都の朝食はこだわりの食材を使われており美味しく、子供用朝食も本格的です。詳細については以下の記事をご参照下さい。和朝食、アメリカンブレックファースト、キッズブレックファスト(洋食、和食)のそれぞれについて詳しいメニューや値段を実際の写真を使ってご紹介しています。
また、HOTEL THE MITSUI京都のアフタヌーンティーは玉露のウェルカムドリンクから始まり、⽇本庭園を眺め、伝統工芸に触れながら頂く京都らしいアフタヌーンティーです。詳細については以下の記事をご参照下さい。
最後に
「HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト) 」ニジョウルーム室内の様子をレポートしました。また、ホテル建設の経緯、ホテルへのアクセス、HOTEL THE MITSUI KYOTO客室の種類もまとめました。個人的には以前宿泊したデラックススイートよりニジョウルームの方が好みでした!