タクシー配車アプリDiDiが2020年7月からアプリ利用料徴取、地方から撤退と改悪を打ち出しました。改悪の内容を詳しくまとめました。タクシー配車アプリ自体は不慣れな土地でも現在地やルートを説明しなくてよい、クレジットカードなどでキャッシュレスで迅速に会計可能など便利なサービスですので今後はJapanTaxi×MOV連合やUberに期待したいところです。
目次
タクシー配車アプリはとっても便利です
僕が配車アプリを初めて利用したのは出張で訪れたアメリカ・サンフランシスコでした。サンフランシスコはUber発祥の地!海外でのタクシー利用で言葉が通じなかったり、遠回りされたり、料金をごまかされたり、運転手さんがずっと歌っていて怖かったり(笑)などなど…いろんなトラブルを経験していたためタクシー利用に抵抗があったのですが、その問題点を全部解消するのが配車アプリUberでした!
行き先を説明しなくていい、会話しなくていい、ルートが分かる、料金は明朗会計、評価が高いドライバーは安心!すごいサービスがあるものだと感心したわけです。
日本では法令上の問題でアメリカで使えるような民間人ドライバーパートナーでなく、タクシーを呼ぶことになるのですが、それでもタクシー配車アプリは便利です。
土地勘のない場所でも地図上にピンを立てるだけで迎えに来てくれる、行き先をいちいち説明しなくていい、アプリによってはクレジットカードでスマートに会計できるなどなど
日本では海外とは違って、単なる「タクシーを呼ぶアプリ」として導入されましたが、実際に使ってみて便利でしたし、キャンペーンがバンバン行われていて流しのタクシーに乗るよりお得に乗れるし、ということで当ブログでも積極的にタクシー配車アプリの紹介をしてきました。
しかし、もはやDiDiはお得どころか割高となり、もはや他の方にはお勧めできるアプリではなくなるレベルの改悪が2020年7月に行われます。
私個人の信条としてなるべく悪口は書かないという精神でブログ運営してきたのですが今回の改悪はさすがに物申したくなりお目汚しですがご勘弁くださいm(__)m
DiDiが2020年7月13日からアプリ使用料を徴取…
DiDiから2020年7月13日月曜日より、DiDi利用の際に乗車ごとにアプリ利用料の支払いが必要になるというメールが来ました…
以下に引用します
2020年7月13日(月)よりDiDiご利用の際、乗車ごとにアプリ利用料のお支払いが必要です。アプリ利用料は、各地域ごとに設定されておりDiDiでのご注文前にアプリ上でご確認いただけます。
※アプリの利用料はDiDiアプリを使用した際にかかるサービス利用料であり、タクシー事業者に対する迎車料金とは異なります。
タクシー事業者により別途迎車料金がかかる可能性がございます。
もうある程度シェアを取ったので手数料取っても使ってもらえるだろうという考えなのでしょうかね…
特にお金やお得な出来事にうるさい大阪人が手数料取られてまで使うと考えているなら、顔を洗って出直してこいと言いたいですね(笑)
一番腹が立つのは「アプリ利用料は、各地域ごとに設定されておりDiDiでのご注文前にアプリ上でご確認いただけます」という一文…
はぁっっ??百歩譲って利用料取るなら事前に明示すべきじゃないの??
しかも、調べてみたら東京は440円、沖縄は250円と例示されていました。440円なんて絶対に払わないですね(苦笑)。むしろなぜこれで継続して利用してもらえると思ってるんでしょうか?
UberEatsやアメリカなど外国でのUberは一般の方が配達や運転を請け負っており、アプリ利用の需要が多いのに供給が追い付いていない時に報酬上げて人を集めるために手数料を取られたり、料金が上がるのは利用者としてちょっと理解できます。そもそも仕事を請け負う一般人を集めないとサービスが成り立たないわけですし…しかし、タクシー配車アプリであるDiDiが手数料を取るって理解できません。なぜなら、別にタクシーなんてDiDiが車を提供しているわけでもなく、DiDiが関わらなくても、その辺いっぱい走ってるわけなんですよ!
はっきり言って、迎車料金がかかるかタクシーが来るまで分からない、アプリ手数料を取られるのであればさっさと流しのタクシーやタクシー乗り場に停まっているタクシーに乗りますね(笑)万が一、流しが捕まらなかったりやタクシー乗り場にタクシーがなければ電話するか、他のアプリを使うまでです!
DiDiが高額の手数料を取っても使ってもらえると思っているなら驕りとしか思えません。というか繰り返しますがこれで継続して使ってもらえると思っているのでしょうか?アプリ手数料がかかることを知らない一部の情報弱者を食い物にして儲けようとしているのでしょうか?企業の姿勢として疑問符つきまくりです…
またこんなお知らせもありました
2020年7月13日(月)より支払い方法として「現金・その他」をご利用の場合であっても、領収書はDiDiからアプリに登録したメールアドレス宛に発行され、タクシー車内での領収書の発行は終了になります。
※メールアドレスは、サイドメニューの「設定」→「アカウント情報」より登録可能です。
※領収書をご利用のためにはアプリを最新版にアップデートする必要があります。
仕事で他の病院に患者さんを転送した後に、地域によっては帰りの救急車に乗せてもらえますが、病院に戻るのに僕は基本的にタクシーを使います。深夜に転送した場合タクシーが捕まらず、タクシー配車アプリを利用するケースが多いわけです。一旦タクシー代を建て替えるのでDiDiでタクシーを呼んでも「現金」利用で一旦支払って領収証をもらい、事務に提出してすぐに返金してもらうわけです。領収書がいちいちメールで送信されてプリントアウトする必要があるなら使いにくくなりますね…
2020年7月1日(水)で多くのエリアでのDiDiサービス提供が終了
2020年7月1日水曜日で一部エリアでのDiDiサービス提供が終了するというお知らせも来ました。
対象地域
北海道
富良野市、南富良野町、占冠村、美瑛町、上富良野町、中富良野町
青森県
全地域
秋田県
全地域
新潟県
全地域
群馬県
全地域
石川県
全地域
滋賀県
全地域
和歌山県
全地域
兵庫県
姫路市、赤穂市、相生市、宍粟市、たつの市、神崎郡、佐用郡、揖保郡、赤穂郡、稲美町、播磨町、淡路市、洲本市、南あわじ市
広島県
福山市、旧豊浜町・旧豊町区域を除く呉市、浦崎町
山口県
全地域
長崎県
全地域
大分県
全地域
宮崎県
全地域
沖縄県
石垣市
撤退する都道府県は10県(青森・秋田・群馬・新潟・石川・静岡・滋賀・和歌山・山口・長崎・大分・宮崎)
都道府県ベースでサービスを継続するのは13都道府県(北海道・宮城・東京・埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・京都・兵庫・広島・福岡・沖縄)。しかも、継続する道県でも郊外などでサービス中止される地区があります。
これも腹が立つのは「一部」とは言えない多くのエリアでサービスが終了するわけです。
DiDiのメリットってタクシーがバンバン走っているわけではない地方でこそ大きいと思っていたので、地方切り捨てのこの施策も訳が分かりません…
地方は流しのタクシーがいるわけでもなく飲み会帰りにタクシー呼ぶときはお店の人にタクシーを呼んでもらう必要があります。お店の人に頼むのも悪いし、ギリギリまで店の中で待っていたいという時にタクシー配車アプリは便利なわけです。都会はDiDiなんて使わなくてもタクシー余るほど走ってますよ??UberやMOVなど他のアプリもありますよ??
そして、宮崎県などではDiDiがサービスを開始してまだ半年も経っていないんですよ。新型コロナウイルスの影響があったにせよ、事業を展開するのにそれくらいの覚悟しかなかったことも残念ですね…
今後はJapanTaxi×MOV連合やUberに期待
タクシー配車アプリ自体は便利なので個人的には使い続けたいとは思っています。JapanTaxi×MOV連合は統合した新会社としてスタートしましたがサービスの移行・統合の詳細については現在検討中とのことです。2つのアプリの長所を受け継いだ「ええとこ取り」のサービスになればいいなと期待しております。
個人的にはこの手のアプリを利用するきっかけになったUberにも頑張って欲しいと思っています!
最後に
便利だと思っていたタクシー配車アプリですがDiDiには失望しました…今回の改悪はないですわ~今後は他のタクシー配車アプリに期待したいと思います!