【改悪】大丸松坂屋お得意様ゴールドカードがリニューアル!(年会費アップ、優待アップ率低下)

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大丸松坂屋お得意様ゴールドカード(いわゆる大丸の外商カード)のサービスが2021年1月16日から変更となります。年会費の値上げや年会費無料制度の廃止、会員限定優待アップが3%から1%に低下するなど、全般的には改悪と言える変更点を解説します。また、サービス変更と同時に券面デザインは縦型・エンボスレスと新たになります。

当ブログでは百貨店の外商カードについても興味を持ちウォッチを続けております。

私も所有している大丸松坂屋お得意様ゴールドカードのデザインとサービスが変更となる案内が来ました。全般的には改悪と言える変更かと思いますので変更点を確認していきます。

大丸松坂屋お得意様ゴールドカードのデザインとサービスが2021年1月に変更

「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」が2021年1月16日より新たなデザインとなり、サービスが変更となります。新デザインのカードは2021年2月以降に更新される会員へ順次送付されます。

年会費

デザインなんてどうでもいいくらい大きな変更点が年会費です。2021年3月10日以降の年会費支払い分から年会費無料特典が廃止となり、年会費の値上げが行われます。

年会費が3,300円→11,000円へ値上げ

2021年3月10日以降の年会費支払い分から現行の3,300円から11,000円(10,000円+税)へ大幅値上げとなります。

家族カード無料の廃止

現在は家族カードは無料でしたが、2021年3月10日以降、家族カード年会費は1,100円/枚となります。しかも、家族カードは枚数制限なく無料でしたので、複数枚の家族カードを発行されている方はかなりの痛手となると思われます。
本会員の年会費が大幅にアップしただけでなく、家族カード無料も廃止するとはかなりの改悪です。

年会費無料特典の廃止

現在、年間70万円以上買い物した場合は翌年の年会費が無料となる年会費無料特典があります。この年会費無料特典も廃止となります。

まぁ今回ちょっとなぁと思ったのはこれだけ重要なことを最後のページにしれっと書いていたことですね…これ見落としてる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか…

利用実績に伴う優待率は維持

大丸松坂屋お得意様ゴールドカードは年間利用実績(税込)により次年度の優待率が決まります。

現在の優待率は以下の通りです。

70万円以上:10%
30万円~70万円未満:8%
30万円未満:5%
除外品・セール品・食品:1%(これらに対して優待アップの適用はなし)

会員限定優待アップが+3%⇒+1%に低下

2021年1月16日以降、大丸・松坂屋の優待割引の会員限定優待アップが+3%から+1%へ低下してしまいます。
今までは優待割引+優待アップの時期には最大で「13%割引」になっていましたが、今回の改悪により最大でも「11%割引」までしか割引を受けることができなくなります。

QIRAポイントの導入

100円=1QIRAポイント

従来の大丸松坂屋ポイントとは別に、新たにQIRAポイント(キラポイント)というJ.フロント独自ポイント制度がスタートします。

お得意様ゴールドカードの最大10%の割引優待と合わせて、新たに導入されるQIRAポイントが100円あたり1ポイント(1%)のレートで付与されます。優待割引とQIRAポイント付与が併用できることは数少ないプラスポイントです。
また、優待割引が使えないハイブランドやセールでも、QIRAポイントは同様の1%のレートで付与されるようです。
また、Visa・Masterカードの加盟店での支払いでも100円につき1QIRAポイントが付与されます。

年間カード利用額150万円以上で5,000QIRAポイント

年間のカード利用額が150万円以上の場合に、上記の付与とは別に5,000QIRAポイントがボーナスとして付与されます。150万円以上の実績カウントは大丸松坂屋の利用だけでなく、他のVISAカード加盟店での利用も対象になります。

QIRAポイントの交換先は多彩だが…

QIRAポイントの主な交換先および移行先は、Tポイント・楽天ポイント・Amazonギフト券・WAON・商品券等となります。もちろん大丸松坂屋ポイントへの移行も可能です。


ただし、現状では1ポイント1円相当で使えるとはどこにも書いておらず、現時点でポイントの交換レートが不明です。これは1QIRAポイント=1円で交換できないのならかなりの失望感が広がるでしょう。
また、ポイント交換が1,000ポイント(10万円利用相当分)からと手軽に交換できないこともマイナスポイントとなりえます。

1QIRAポイントが1円相当で交換できるのであれば、150万円以上利用した際のボーナス分として5,000QIRAポイントが付与されることを考慮すると、実質的な年会費は6,000円相当となりますので、大丸松坂屋以外で80万円/年利用することを考慮してもいいかもしれません。

券面デザイン変更

デザインが大幅に刷新され、縦型の券面デザインに変更されます。

カード本体にVISAタッチ決済の機能が追加され、エンボスレスになっているようです。最近VISAはエンボスレスとVISAタッチに力を入れてますね。

新規優待サービス

プレミアムテーブルby招待日和

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードなどのクレジットカードにも付帯しているサービスで、指定のメニューコースを2名以上で利用することで、1名分のコース料理代金が無料になるサービスです。


私が持っているカードにも付帯していますがあまり使わないです…お店によっては本当に1名分が無料となるところもありますが、大半のレストランは通常メニューにはない招待日和専用コースを用意していて、それほどお得感を感じられないケースが多いです。利用される際にはそのお店のホームページで通常のコース内容と招待日和のコースの内容を比較してよく確認してからの方がいいですね。

また、子連れでは利用しにくいこと、3人以上ではお得感がないことから近年は全く利用していません…

大地を守る会

人間ドック割引

ヘリコプタークルージング割引

まぁこれらのサービスは他社のプラチナカードなどには付帯していますし、外商カードを持つ層ならこういったサービスが付帯したクレジットカードを他にも所有している可能性が高いでしょうからほとんどの方には不要なサービスと思われます。

駐車場優待に変更はなし

大丸松坂屋お得意様ゴールドカードの便利な特典として挙げられるのは駐車場優待です。百貨店は都会の便利な場所にあるのですが、その日に大丸松坂屋で買い物をしなくても、年間購入額の制限なく駐車場が無料で利用できるケースがあります。

これを目当てにカードを保有されている方もいらっしゃるかもしれませんが、年会費が大幅値上げとなり、年会費無料特典もなくなれば、駐車場優待目的で持ち続ける理由にはなりませんね…

私も駐車場優待を利用するのは年に5~6回というところなので年会費値上げ分は吸収できません…

最後に

私も所有している大丸松坂屋お得意様ゴールドカードのデザインとサービスが変更となる案内が来ましたので変更点につきまとめてみました。全般的には改悪と言える変更かと思いますので1年間継続してみて年会費に見合わないと判断すればすっぱりと大丸は解約して、阪急阪神に利用を全部切り替えようと思います。

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