2021年9月30日受付分をもって新規発行が終了するアメックススカイトラベラーカードとはどんなクレジットカードなのでしょうか?スカイトラベラーカードおよびスカイトラベラープレミアカードの特徴やサービスをまとめます。

スカイトラベラーカードの新規発行が2021年9月で終了

アメリカン・エキスプレスは、「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」と「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の新規発行を、2021年9月30日受付分をもって終了すると発表しました。

公式のお知らせから引用します

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード/スカイ・トラベラー・プレミア・カードの新規お申し込みを2021年9月30日(木)までの受付をもって終了することとなりました。また、家族カードのお申し込み、およびアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードからスカイ・トラベラー・プレミア・カードへのお切り替えにつきましても同日をもって終了いたします。

現在カード会員様がお持ちのアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード/スカイ・トラベラー・プレミア・カードは引き続きご利用いただけます。

スカイ・トラベラー・カード&スカイ・トラベラー・プレミア・カードとは?

「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」「アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」は頻繁に飛行機を利用する方にとって、ポイントやマイルが貯まりやすい仕組みになっているクレジットカードです。

公式サイトは以下のリンクからどうぞ!

それでは一つずつスカイトラベラーカードおよびスカイトラベラープレミアカードの特徴やサービスをチェックしていきましょう

対象の航空会社で航空券を購入すると還元率が3~5倍

スカイ・トラベラー・カード(プレミア含む)は買い物など通常の決済だと利用100円(税込)で1ポイント(=還元率1%)が貯まります。この還元率は一般的なクレジットカードと同じレベルです。しかし、大きな違いがあります。それは対象の航空会社26社で航空券を直接購入すると、

スカイトラベラー・カードは3倍ボーナス(100円で3ポイント=還元率3%)
スカイトラベラー・プレミアカードは5倍ボーナス(100円で5ポイント=還元率5%)

を獲得できる点です。この還元率は航空会社が発行するクレジットカードを上回っています。特典航空券利用時の燃油サーチャージ、空港施設使用料なども3倍あるいは5倍の対象です。ただし、航空券を円建て(表示価格が日本円、かつ支払いが日本円でカード決済されるもの)で購入した者に限りますのでご注意ください。よって、海外発券の航空券は対象外となります。

対象航空会社26社は以下の通りです

ポイント3 or 5倍対象の航空会社26社
アシアナ航空、アリタリア-イタリア航空、エア タヒチ ヌイ、ANA、エールフランス航空、エティハド航空、エバー航空、エミレーツ航空、オーストリア航空、ガルーダ・インドネシア航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、KLMオランダ航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、スターフライヤー、タイ国際航空、大韓航空、チャイナエアライン、デルタ航空、日本航空、フィリピン航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ ドイツ航空

 

また、日本旅行(ウェブサイトおよび日本旅行の全店舗)で上記対象航空会社の航空券、パッケージツアー、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金、JR・バスのチケットを購入した場合やアップルワールドで前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金を支払った場合もスカイトラベラーはポイント3倍、スカイトラベラープレミアはポイント5倍の対象になります。

対象旅行代理店(2社)および指定旅行商品
日本旅行(ウェブサイトおよび日本旅行の全店舗)
上記対象航空会社の航空券、パッケージツアー、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金、JR・バスのチケットのご購入
アップルワールド
前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金

 

ちなみに年会費は

スカイ・トラベラーカードは10,000円(税抜)11,000円(税込)
スカイ・トラベラー・プレミアカードは35,000円(税抜)38,500円(税込)

となっており、年会費の差は税込で27,500円となっています。還元率の差は2%で、1マイルの価値を2円と考えた場合、年間だいたい50万円以上旅行商品を購入する方はスカイトラベラープレミアカードがお得になります。初年度は後述のようにファーストトラベルボーナスポイントがあるので35万円くらい購入すればスカイトラベラープレミアカードの方がお得になるでしょう。

また、スカイトラベラーのボーナスポイントは通常ポイントと合わせ60,000ポイント(200万円利用)が上限、スカイトラベラープレミアのボーナスポイントは通常ポイントと合わせ100,000ポイント(200万円利用)が上限となっています。

ポイントは「1000ポイント⇒1000マイル」で航空会社15社のマイルに交換可能

スカイトラベラーカードで貯めたポイントは、ANAやデルタ航空など、アライアンス(航空連合)の垣根を超えて、提携航空会社15社のマイルに移行できます。そして、貯めたポイントは、どの航空会社のマイルでも、1000ポイント⇒1000マイル」のレートで移行が可能となっています。

提携航空パートナー15社
アリタリア-イタリア航空 「クラブ・ミッレミリア」、 ヴァージン アトランティック航空 「フライングクラブ」、 ANA 「ANAマイレージクラブ」、 エティハド航空 「エティハド ゲスト」、 エミレーツ航空 「エミレーツ・スカイワーズ」、 エールフランス/KLM航空 「フライングブルー」、 カタール航空「プリビレッジクラブ」、 キャセイパシフィック航空 「アジア・マイル」、 シンガポール航空 「クリスフライヤー」、 スカンジナビア航空 「SAS ユーロボーナス」、 タイ国際航空 「ロイヤルオーキッドプラス」、 チャイナエアライン 「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」、 デルタ航空 「スカイマイル」、 フィンランド航空 「フィンエアー・プラス」、 ブリティッシュ・エアウェイズ 「エグゼクティブ・クラブ」

JALマイルに交換できないことは注意が必要です。

ポイントの有効期限は無期限

スカイトラベラーカードには、マイルを貯める人にとって大きなメリットがあります。それは貯めたポイントの有効期限が無期限である点です。
例えばANAカードやJALカードなどではクレジットカードで貯めたポイントは2年間、マイルは3年間という有効期限があり、貯めたポイントやマイルが、有効期限切れで失効する可能性があります。

マイルの価値を高めるには、「長距離+ビジネスクラス以上」の特典航空券に交換することが基本ですが、有効期限が無期限であればコツコツとじっくり大量のポイント(マイル)を貯めることが可能で、マイルの価値を最大限にすることができます。
ただし、ANAマイルへの移行は「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年間5,500円・税込)への加入が必要なのである程度貯まってから交換した方がいいです。しかし、ANAへの交換は年4万マイルが上限であることに注意が必要です。

また以下のようなボーナスポイントがあります。

カード入会ボーナスポイント
スカイトラベラー3000ポイント
スカイトラベラープレミア5000ポイント
ファーストトラベル・ボーナスポイント
入会から1年以内に対象航空会社26社で航空券を購入すると
スカイトラベラー5000ポイント
スカイトラベラープレミア10000ポイント
カード継続ボーナス
スカイトラベラー毎年1000ポイント
スカイトラベラープレミア毎年5000ポイント

旅行傷害保険など保険が充実

国内・国外の旅行を問わず、保険制度が充実しているのも特徴的です。カード会員には傷害死亡・後遺障害保険金でスカイトラベラープレミアは海外旅行・国内旅行とも最高5000万円、スカイトラベラーカードは海外旅行で最高3000万円、国内旅行で最高2000万円までカバーされます。ただし、自動付帯でなく利用付帯であることに注意が必要です。
また、傷害・疾病治療の補償金額は最高100万円と少なめでこれだけでは心許ないので、他のカードと併用するか、別の保険に加入する必要はあるかと思います。
スカイトラベラープレミアでは、海外旅行保険に航空便遅延保険が付帯したり、年間500万円までの手厚いショッピング保険やリターンプロテクション、キャンセルプロテクションが付帯しているのも大きなメリットでしょう。

 

旅行関係の特典が強いおすすめのアメックスカード

その他にもアメックスには旅行関係の特典が強いクレジットカードが多いです!詳細については以下の記事をご参照下さい。

最後に

「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」「アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」は頻繁に飛行機を利用する方にとって、ポイントやマイルが貯まりやすい仕組みになっている特徴のあるクレジットカードだったので個人的には残念なお知らせです。

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