アメリカで使い倒して分かった海外旅行で便利なUberの使い方や注意点

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Uberというスマホのアプリで用いることができるライドシェアリングサービスがあります。アメリカで実際に使ってみて、思っていた以上に便利で、オススメしたいサービスなので、ここではUberの使い方・メリット・注意点などを紹介します。

Uberとはどんなサービス?

Uber(ウーバー)とはウーバー・テクノロジーズが提供する配車アプリです。海外において一般のドライバーが空いた時間を利用して自家用車を使ってタクシーのようなサービスを提供し、スマホを通じてマッチングした一般人が利用するというライドシェアリングサービスです。

簡単に言うと「個人タクシーをスマホのアプリで呼ぶことができるサービス」です。

2009年にアメリカで誕生し年々サービス地域を拡大しているのでご存知の方も多いでしょう。配車から決済までをスマホのアプリ上で完結することが可能で一般的なタクシー料金より割安なので、アメリカ滞在では気に入って何回も使いました。実際に使ってみて、思っていた以上に便利で、オススメしたいサービスなので、ここではUberの使い方・メリット・注意点などを紹介します。

タクシーとは何が違うの?

運転するのはプロのタクシードライバーではなく一般人ですので不安に思う人もいるでしょう。しかしUberは乗客とドライバーが相互評価を行うことで、ドライバーの信頼性を担保しています。もし配車されたドライバーの評価が低ければ一定時間以内であればキャンセルすることも可能ですし、評価が低いドライバーはUberのドライバーを続けることができないのです。海外ではタクシーの方がどんな運転手さんに当たるか運任せですし、ぼったくられたりすることもあります。むしろUberの方がドライバーの評価がしっかりしていて、身元もUber側が保証していて、料金やルートがスマホアプリ上で確認できるので安心できる点も多いです。

使い方

それでは使い方を説明していきます!

日本でした方がいい準備

Uberを使うには、まず自分のスマホにUberのアプリをダウンロードして、個人情報の入力(名前は英語表記で入力しておきましょう)や個人認証などを済ませます。これは日本で済ませておいた方がいいと思います。というのは新規登録時にSMSを使うからです。これで日本でダウンロードした日本語のUberアプリを世界中で使えます!

招待コードを入力することで割引クーポンを受け取ることができるので知人などを通じて入手することをおすすめします。もし周りに誰もいらっしゃらなければ私の招待コード

「f35ky」

をお使いください。1500円分が無料になります。

配車依頼から降車するまでの実例

では実際に配車してみましょう!

「目的地」の入力

まず「行き先は?」と出てきますので「目的地」を入力します。

住所や施設名などを入力すると候補が出てきますので決定します。  

するとだいたいの経路と到着予想時刻、運賃の概算が出てきます。 

「車の種類」の選択

車の種類によって料金が大きく変わります。 また利用する地域によって、手配できる車の種類も変わるようです。

僕がシカゴダウンタウンからオヘア国際空港の手配をした時の車種と値段を参考までにお示ししておきます。

ちなみにダウンタウンからオヘア国際空港までタクシーで行くと「40-50$+チップ」が必要ですので割安であることがお分かりいただけると思います。

まずは「エコノミー」として相乗り「POOL」と相乗り以外の車「uberX」が表示されるのがデフォルトです。僕は「uberX」ばかり乗りましたがこれで十分と感じました。

そしてスワイプすると隣のページに「プレミアム」として「ブラック」などが表示されます。 

さらにスワイプすると隣のページにVANタイプ「XL」、「SUV」などが表示されます。

Uberの公式ページを見ていると

相乗りで料金も割り勘の「POOL」
お手頃価格の「uberX」
普段よりちょっとだけ贅沢にの「uerSELECT」
大人数でのご利用をお手頃な価格での「uberXL」
スタンダードなUberの「ブラック」
大人数での移動にの「SUV」
介助を必要とするお客様のためのuberXの「ASSIST」
車いす対応車両の「WAV」

と種類があるようです

相乗り「POOL」が最も料金が安く、相乗り以外の車「uberX」が標準的な料金と考えていいでしょう。高級感ある「プレミアム(ブラックなど)」「VANタイプ(SUVなど)」は料金も上がります。

「料金」と「到着予定時刻」の確認

サンフランシスコでの実例を示します。

車種を選ぶと料金と到着予定時間を確認できますので問題ないようであれば「完了」を押します。 

すると元の画面に戻りますので「UBERXを依頼する」を押します。

「乗車位置」の入力

車種を選んだ後は「乗車位置」を入力します。今やGPS機能がついている携帯電話がほとんどですので自分の位置情報もだいたいは勝手に出てきます。時々GPSの精度の関係で乗車位置が少しずれることがあります。場所がずれているとドライバーが迷って電話をかけてくる可能性があるので位置は正確に入力しましょう。僕が使ったときはずれているといっても誤差の範囲内だったのでほとんどの場合ピンを微調整をするだけでOKです。

その後「配車を確定する」を押します。

配車される

するとこんな画面に切り替わります。

周囲のドライバーの誰を割り当てるか手配しているようです。 

ドライバーが決まれば画面が切り替わります。

「現在の位置」、「車種」、「ドライバー名」、「ドライバーの写真」、「ドライバーの評価」、「ナンバープレート」、「到着までの時間」が示されます。もしドライバーが気に入らなければ5分以内ならキャンセル可能です。この情報を見ながら、車が到着するのを待ちます。

乗車する

車が到着したら、ドライバーや車種、ナンバープレートを確認して、乗り込みます。すでに行き先は入力してあるのでタクシーと違って目的地を伝える必要はなく、特に言葉は発しなくても大丈夫です。しかし、挨拶と名前を名乗るくらいはしましょう!先方から人違いを避けるため名前を確認される場合もあります。 あとはそのまま目的地まで乗せてもらうだけです。

乗車中もスマホアプリ上で自分の居場所や目的地への到着予想時間が表示されますので確認できて安心です。 丁寧な運転手さんは遠回りされているという誤解を解くためか「ここは一方通行だからこういう経路を行くね」とか「渋滞しているから表示されているのと違うルートを行くけど遠回りではないからね」などと説明してくれます。

降車する

到着すれば料金は事前に登録したクレジットカードで自動決済されるためドライバーへの支払いも特に必要なく降りるだけでOKです。お礼のあいさつくらいはしましょう。

降りた後にすべきこと

乗車したあとに登録したメールアドレスにメールが届きます。

このメールでは2つのことをしましょう!

料金の確認

最終的な料金を確認することができます。また乗車時間、下車時間、距離、経路などが表示されていますので記録にもなります。 乗車前と渋滞などで時間や距離など条件が変わると少し料金が変動しますが必ずチェックしておきましょう。もし請求がおかしいと思ったり納得できなかったりする場合はUberに連絡しましょう。走行軌跡もすべて保存されているので調査や返金対応をしてくれる制度もあるようです。

ドライバーの評価

ドライバーに対して☆1〜5までの点数を付けることができます。これが一定レベルを下回ると解雇になるとのことです。ドライバーにとって星の点数は死活問題だと思いますので評価はきちんとしてあげましょう!何の問題もなければ☆5つを付けてあげるのがいいと思います。

ドライバーを評価して一連の乗車が完了です。

ちなみに乗客もドライバーから評価されます。評価が低いとキャンセルされたり、配車してもなかなか捕まらなかったりするのでしょうか? ちなみに僕は星5つです!

僕が気を付けていたことは

「近づいてきたら建物から出て見つけてもらいやすいように道路で待つ」 「乗る時は挨拶をして、自分から名乗る。降りる時はお礼を言って降りる」

と最低限のことだけですがお互い気持ちよく乗るために最低限の礼儀は守りましょう!

 

Uberのいいところ

Uberのメリットをまとめますと

①簡単に配車できる

②タクシーを呼ぶより早い場合が多い

③車は清潔で快適

④ドライバーの評価が確認でき変なドライバーに当たる確率は低い

⑤目的地を英語などで詳細に説明しなくてよい(英語を話せなくてもOK)

⑥アプリ上で常に位置の確認ができて安心

⑦目的地に着いたら支払い不要で降りるだけ

⑧面倒なチップの計算が不要

⑨ぼったくられる心配がない

⑩タクシーより料金が安い

SPG会員はUber乗車でスターポイントを獲得できる

 現在はUber乗車でスターポイントが獲得できるサービスは終了しておりますのでご注意ください

Uberとスターウッドプリファードゲスト(以下SPG)は提携しており、Uberの利用により利用料金に応じてスターポイントを獲得することができます。 Uber利用によるスターポイント獲得のためには事前に準備が必要です。SPG会員であれば、とりあえずUberの登録をしておき、アカウントの関連付けをしたほうがいいでしょう。

まずUberの会員でない場合は、当たり前ですが会員登録をしなければいけません。Uberのアプリをダウンロードし、アプリから会員登録を行います。今はキャンペーンをしているのでキャンペーンコード「SPGUBER17」を入力すれば1500円分(アメリカなら15$分)の無料乗車が可能ですので忘れずに入力しましょう!  

その後、SPGとUberのアカウントリンクが必要なのですが一つ注意点があります。SPGとUberのアカウントが「同一の姓名・メールアドレス」でなければSPGとUberのアカウントのリンクができませんのでご注意下さい。どちらの登録名もアルファベット表記にしておくといいでしょう。

プロモーションページから、両アカウントのリンク(連結)作業を行います。

「ログイン&リンク」ボタンをクリックし、SPGとUberのアカウントにログインすることで、アカウントリンクが完了となり以下の画面が表示され完了です。 

SPGとUberのアカウントのリンクが完了したら、SPG参加ホテルに対象となる滞在を1回行います。「対象となる滞在」とは、スターポイント積算対象となる宿泊料金を支払った滞在になります。「本年度における初回のご滞在がお客様のSPG会員アカウントに記録された24時間後より、Uber利用でスターポイントが獲得できるようになります」とありますが、僕は1回目の滞在中のUber利用からスターポイントが加算されていますので滞在を完了していなくてもいいようです。

獲得できるスターポイントは以下の通りです。
通常利用時:Uberへの支払い2ドルごとに1スターポイント
SPG系列ホテル滞在中の利用:Uberへの支払い1ドルごとに2スターポイント

Uberの支払いは事前に登録しているクレジットカードで行います。スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(以下SPGアメックス)で決済すると、SPGアメックス決済分である100円=1スターポイントが加算されます。ですのでSPGホテル滞在中にUberを利用すれば、おおよそ100円=3ポイント獲得できます。

僕の場合は以下の通りです。

いっぱい使ったのでわかりにくいですが5月10日は1回しか乗っていません。34$に対して最初17スターポイントが加算されています(写真の赤丸)。これは通常利用時の2$ごとに1スターポイント分と思われます。後日51スターポイントが加算されています(写真の青丸)。これで合計すると利用34$に対して17+51=68スターポイント(滞在中利用時は1$ごとに2スターポイント)がきちんと加算されています。 それと別にSPGアメックスで決済していますので後日SPGアメックス決済分の100円あたり1スターポイントが加算されています。

Uberの注意点

注意すべき点についても、まとめてみたいと思います。

①Uberの新規登録時にはキャリアの通信環境が必要

これは上述の通りです。日本で登録しておきましょう

②依頼5分後のキャンセルはキャンセル料金が発生する(場合がある?)

5分以内はキャンセル可能ですのでドライバーの評価や車種などの情報を見て気に入らなければキャンセルしてもOKです。5分を超えるとキャンセル料金が発生するようですので注意が必要です。

僕はシカゴで配車した時に雨の中待っていたのですがアプリ上で見ていると手配した車がわざと遠回りをした挙句、とある場所で完全に動かなくなってしまいました…10分経っていましたが来ないものは仕方ないのでキャンセルしました。しかしキャンセル料金はかかりませんでした。

ですので必ずキャンセル料がかかるわけではなさそうです。すぐに別の車を手配すると2分でやってきました。

③都市や場所によってはすぐに配車できない場合がある

シカゴオヘア空港からダウンタウンに向かう時に鉄道のブルーラインがトラブルで止まってしまいました。Uberを配車しようとしましたがみんな同様のことを考えたのか「ご利用になれるUberがありません」という画面が出て配車できませんでした。サンフランシスコではいつでもどこでも候補が何台か出てきたのですが都市や場所によっては配車がすぐできない場所もあるので注意が必要です。最近では配車予約できる場合もあるようですので絶対に使いたいときはこういうサービスを使ってもいいかもしれません。

④都市によってサービスのレベルの差がありそう

サンフランシスコはさすがUberの本拠だけあって登録ドライバーも多くどこで手配しても5分待たされることはありませんでした。ドライバーの質も高く、皆親切で運転も安全で車もキレイでした。サンフランシスコの後だったのもありますが、シカゴはサンフランシスコと比べるとちょっと待ち時間も多く、少し運転も荒く、車も清潔とは言い難い場合もありました。都市によってもレベルには違いがありそうです。 今度アジアでも使ってみて比べてみたいと思っています。

⑤もしもの時はドライバーと英語でのやり取りが必要

SMSや電話はできるだけつながるようにしておきましょう。何らかの理由があって車がその場所に近づけない場合やビルなどで出口がたくさんある場合などで待ち合わせができない場合、ドライバーが迷った場合には電話やSMSが来ることがあります。

僕はイベントの関係で周囲道路が封鎖されておりタクシーは通行可能でしたが、一般車が通行不可能であることを知らずにUberを配車してしまいました。 地図を見ていて車が近いのになかなか来ないなぁと思っていました。するとSMSに「○○で待ってるよ」というショートメールが来て無事に乗車することができました

⑥配車ポイントはわかりやすい場所にする

できるだけ見通しが良く、ドライバーが車からすぐに自分を見つけられる場所から依頼をするのが重要です。ホテルのロビーなどの建物の中や路地に入ったところなど見つけにくい場所で待っているとドライバーが見つけられないということにもなります。建物の中から配車するときも建物の前にピンを合わせて到着時間に合わせて外で待ちましょう。

⑦Uberの値段は需給の関係で値上がりする

需要が逼迫して乗りたいと思う人がUberの台数に対して多くなると料金が上がる場合があります。料金は交通状況、天候、その他要因によって変更されるようです。ですので表示される概算の料金を確認してから配車しましょう。

Uber以外にも配車アプリはある

最近では「Lyft」という新しいアプリも登場し、アメリカではUberと値段を比較して利用する人も多いようです。こちらも使ってみればよかったなぁと思っています。

Uberの今後は?

またUberはサービスは便利で会社自体の利益も好調のようですが、内部はゴタゴタしているようです。

最近就任したCEOは何と旅行大手サイトエクスペディアのCEOだそうです。 

この2つのサービスが何らかの形で融合する日が来るのでしょうか?

日本では東京のみで使える

日本では東京のみでUberが使えます。日本は法令の関係上タクシーやハイヤーしか配車されませんが… 先日羽田空港から東京ディズニーリゾートまで利用しました。 子連れだったのでアルファードで快適に移動できたのでよかったです。 料金は海外と違って安くないですね…

アメリカで使ってとても便利だったので日本でも海外と同様のUberのサービスが使えるようになればいいなぁと思いました。

結論

アメリカで使ったUberはとっても便利でタクシーには戻れないほどでした!今後他の国での使い勝手を比べてみたいと思います。日本でも海外と同様のUberのサービスが使えるようになることを期待します。
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