サンフランシスコ国際空港での入国審査での会話(想定外の質問からパニックにw)からサンフランシスコのダウンタウンへの移動についてまとめました。サンフランシスコのダウンタウンへはBARTと呼ばれる列車が便利ですが、BARTのチケットの買い方が日本と違ってややこしいため、BARTのチケットの買い方の解説も詳しくご紹介します。
目次
サンフランシスコ国際空港に到着するまでの道のりは以前に書いてみました
・伊丹空港から成田空港への移動の様子
・成田空港からサンフランシスコ国際空港へのANAビジネスクラス搭乗記
当初昼過ぎからのオプショナルツアーに参加しようか悩んで、いろいろ調べてみたんですが飛行機降りてから市内までどれくらい時間がかかるかという話はなかなか見つからず、予想がつかなかったのでオプショナルツアーは断念しました。思ってたより時間がかかりましたので私の体験談を書いてみたいと思います。
降機から入国審査
ボーディングブリッジが一つしかないとのことでまずファーストクラスの乗客がビジネスクラスを横切って降り、その後にビジネスクラスの乗客が降ります。席は5Aとビジネスクラス最前方だったのでまずまず最初の方に出れました。
11時10分に降りて11時15分くらいには上の図の緑丸の入国審査の列に並びます。ファーストクラスのスーツの男性は地上係員がさっと誰も並んでいないブースに誘導します。政府関係者など超VIPだったのでしょうか。
通常の入国審査の列はかなり長く、前には韓国人の大行列でした。結局入国審査のブースにたどり着いたのは11時45分くらいでした。
入国審査で想定外の質問にパニック…
まずパスポートと入国審査の書類、ESTAの控えを提示します。入国審査官はとてもイライラしていて投げやりです。想定通り滞在日数を尋ねられ答えます。その後目的を聞かれます。
「今回は学会だし遊びじゃなく仕事だし、観光ではないからbusinessと答えるべきなんかなぁ」
と思い
「business」
と答えます。
ここから雲行きが怪しくなります。
「What company?」
え、company??俺は会社でないし病院名を答えるの?companyって会社以外に何か意味があったっけ?
いろいろ考えてしまい少し沈黙してしまいます。入国審査官はますますいらいらして
「company」
を連呼します。よくわからなくなり
「to participate in a medical conference」
と苦し紛れに答えます。すると「学会名と場所を答えろ」と聞かれたので学会名と場所を答えます。ここで顔写真と指紋を取る指示が出て解放されました。久々に入国審査でパニックになりました。
結局どう対応すればよかったのか
後日アメリカ留学経験のある後輩に聞いたところ、お金のやり取りの発生しない入国であれば学会であろうと「leisure」でいいとのことです。僕は「business」と答えたばかりに、お前は何かを売りに来たのならどこの会社だということでcompanyという言葉が出てきたのだろうとのことでした。事前に聞いておけばよかった(笑)。というか以前学会に行った時は「business」と答えた気がするけど深く聞かれなかった気がしますがアメリカの入国審査も厳しくなったのでしょうか。
手荷物受取から税関へ
手荷物を受け取りにターンテーブルに行くとすでに多くの手荷物が回っていました。あれだけ入国審査に並ぶと手荷物については優先は意味をなしませんね(笑)。ピックアップして税関へ向かいます。こちらも行列ですが列がはけるのは早いです。
税関を超えると左は国内線乗り継ぎ、右は到着ロビーへ出る通路でした。扉を出ると他の空港と同様出迎えの人々がたくさん並んでいます。
サンフランシスコ市内への交通
大きく分けて3通りあります
①Taxi
②BART(Bay Area Rapid Transit)(鉄道)
③Airport Shuttle(相乗りのリムジンバン)
①Taxi
メリットは楽なことです。特に大きく重い荷物がある場合は、宿泊先のホテルまで直接移動できるタクシーが便利ですよね。
料金の目安
ダウンタウンまで約$45。空港使用料$2加算。 15マイル以上の遠方は5割増。チップの目安は15~20%。
時間の目安
20-40分ですがラッシュ時はもう少しかかるようです
サンフランシスコでは Taxiの代わりにUberも便利です。
uberの使い方や実際に使った体験は以下の記事をご参照ください!
②BART(Bay Area Rapid Transit)(鉄道)
メリットは安いことです。
サンフランシスコ国際空港の国際線のターミナルに直結していて、ユニオンスクエア近くのPowell駅まで乗り換えなしで移動することができます。
料金
片道8$95¢
時間
30分弱
③ Airport Shuttle
Taxiほど高くなく、BARTほど移動が大変でないというメリットがあります。 サンフランシスコ国際空港へ到着した観光客を10人くらいまとめて乗せ、サンフランシスコ市内のホテルへ移動してくれます。 現在、10数社が同様のサービスを行っているようです。
料金の目安
20ドルが相場。チップは、降りるときに荷物ひとつにつき、1ドルを渡せばOKとのことです。
時間の目安
40分です。ラッシュ時はもう少し時間がかかるようです。最初に降りる観光客と最後に降りる観光客の差は5-10分程度とのことです。
BARTでダウンタウンへ
今回はBART(Bay Area Rapid Transit)を選びました。
BARTの駅へは案内板に従って進みます。
エスカレーターで上がればBARTの駅が見えます。
BARTの券売機はちょっとややこしい
BARTの券売機で切符を買うのですが少し買い方がややこしいです。日本の駅のように路線図や金額別のボタンはありません
まず目的地までの運賃を確認します。
券売機右側に運賃表が貼ってあります。行き先名と料金が書いてある表です。行き先名はアルファベット順にならんでいます今回はユニオンスクエアに最も近いPowell駅に向かいますので、8.95ドルになります
次にクレジットカードや現金などを入れます
クレジットカードで購入する場合はまず赤丸の部分にクレジットカードを挿入します。
もし現金で支払う場合は最大の注意点は「釣り銭は4$95¢が最大」ということです。しかし、20$払って8.95$のチケットを買って4.95$しか返ってこないというわけではありませんのでご安心ください。4.95$以上の金額は切符にチャージされていますのでまた乗車するときに使えます。
切符の料金を決める
クレジットカードを挿入するとまずは20ドルと表示されます。ここからボタンを使って自分の購入したい金額に設定します。
4つのボタンがあります。
A:Add$1
B:Subtract$1
C:Add¢5
D:Subtract¢5
Addはプラス、Subtractはマイナスですよね
今回は8.95$の切符を買うので20ドルから11回Bボタン(Subtract$1)を押し、9$にします。
ここからDボタン(Subtract¢5)を押し最終的に8.95$にします。
するとEボタンがPrint8.95$ ticketに変わっていますのでEボタンを押します。
これで切符が出てきます!
日本の券売機って当たり前に使っていますけどよくできていますね(笑)
BART車内の様子
平日の昼間ということもあって空いていました。大きなスーツケースを持っていても心苦しくありません(笑)。当然空港からは旅行の方が多く乗っていましたが、徐々に地元と思われる方が増えてきます。海外の列車はいろいろ乗りましたが、車内は静かですし、変な人も見かけませんでしたので、女性一人でも安心して乗車できるのではないかと感じました。
Powell駅の様子
ケーブルカー乗り場の横に上がっていくエスカレーターは重いスーツケースを持っていたのに何段か階段を上らなければ乗れなかったこと、ホームレスの方がパンフレットを配っていることより敬遠しました。
駅の地下通路はところどころホームレスの方がいますがじっとしていますし、人通りもそこそこありますから、目を合わさずに足早に通り過ぎれば昼間であれば問題なさそうです。
地下通路から地上に出るにはあちこちにエスカレーターがありますので重い荷物を持っていても問題ありません。エレベーターはキレイとは言えませんし、変な臭いがしますし、ホームレスの方と二人きりになる可能性もあるので個人的には避けました。エスカレーターは場所によって上りも下りもありますから重い荷物を持っていてもエスカレーターの使用がベストと思いました。
12時40分頃にはPowell駅に到着し、12時50分にはPark Central Hotelにチェックインできました。
結論
ユニオンスクエア付近のホテルであれば、サンフランシスコ国際空港に着陸してから2時間程度でホテルに到着することができる