僕はヨーロッパ、中でもフランスが大好きで、新婚旅行もフランスに行きました。そして、フランスで一番感動したのはモンサンミッシェルです。モンサンミッシェルはパリから日帰りや一泊のバスツアーも出ているのですが、バスツアーよりかなり安く(約半額)で行くことができるTGVとバスを利用して自力でパリから日帰りでモンサンミッシェルに行く方法をご紹介します。
目次
事前にTGVのチケットを予約
当日駅でも買えますが朝早かったのと希望の列車が取れないと日帰りが困難なので事前にレイル・ヨーロッパ社で手配しました。レイルヨーロッパ(RAILEUROPE)は、日本語でTGVなどヨーロッパ鉄道のチケット予約・購入ができ、日本語でのサポートが受けられる大変便利なサイトです。以下のリンクの検索窓に出発地、目的地、日付を入れるだけで候補となる列車が表示され直感的に購入できます。モンサンミッシェルまでのTGVのチケット購入される方は以下のリンクからどうぞ!
切符代に加え手数料別途1,000~1500円ぐらいでそれほど高く感じませんでした。切符は自宅まで郵送してもらえます。
またインターネットで自分で予約して駅で受け取るという方法、パリに到着してから前日までに駅で買うという方法もありますが、窓口での会話が自信がないのと結構並ぶという話があり、確実に事前に手配することにしました。
まずはモンパルナス駅へ
朝5時15分に起床し5時45分にホテルを出発します。メトロでモンパルナスへ。動く歩道を歩き(ここがやはり大阪人か)SNCF(フランス国鉄)モンパルナス駅を目指します。
メトロの駅から結構遠いです。新幹線東京駅から京葉線まで歩く感覚でしょうか(笑)動く歩道の時速9kmに興味がありましたが故障のためか動いていませんでした。
モンパルナス駅は3つのターミナルに別れており相当広く気を抜くと迷子になります。早めに着いたほうがよいというアドバイスに従い出発したがあまり迷わず6時25分に到着しました。
巨大な出発案内でホームを確認しておきます。同じ時間にレンヌ行きが2つありますが2つの列車がつながっておりレンヌで切り離して違う目的地へ向かうようです。
またヨーロッパの駅には一般的に改札機がありません。代わりに出発前にホームにある刻印機に切符をいれて、がっちゃんと自動で刻印しなければいけません。車内である区間で車掌さんが検札にまわることもあればまわって来ないこともあります。しかし、まわってきたときに刻印していなければ罰金を取られます。僕は刻印機で手間取りました。地球の歩き方には切符は表向きに刻印機に入れると書いていたのですが何回入れてもうまくいきません。出発も迫るしドキドキ…よく見ると刻印機の上の液晶に表示が出ていました。電子辞書で調べたら「裏返す」という単語でした! 切符を裏面を上にして入れてみると無事に刻印できました。
TGVでレンヌへ
6時半に店はいくつか開きました。日本でもおなじみPaulでパンをカフェでカフェオレを購入してTGVに乗り込みます。TGVとはフランスの新幹線のようなものです。
TGVは車両が非常に長く連結され、最後尾から先頭まで歩くと5分程度はかかるという話があります。また同じような列車が並んでいるので間違わないように気を付けなくてはなりません。
新幹線のように先頭から最後尾まで通路でつながっていないので発車ぎりぎりに飛び乗ると、車両間の移動ができない可能性があり次の停車駅まで着席できない羽目にもなりかねません。余裕を持っておくことをおススメします。こんな感じで新幹線が2つ繋がったような車両編成であることもしばしばあります。
一人旅の身にとって1列+2列シートの1列だと隣がいなくて気楽なので1等車にしました。周りはビジネスマンばかりで早朝の東京行き新幹線のような雰囲気だった。平日だから当たり前ですかね…新幹線のように座席は回転できず前向き席と後ろ向き席が半々です。
7時5分にモンパルナス駅を出発し9時過ぎにレンヌ駅に到着しました。
レンヌ駅でのバスターミナル探しが最大の難関
レンヌ駅に到着し、モンサンミッシェル行きのバスが出るバスターミナルに向かいます。バスターミナルは近距離行き用と長距離行き用の2つありモンサンミッシェルは長距離のほうです。このバスターミナルが分かりにくいです…
まず北口を出ます。北口を振り返るとこんな感じです。
正面のターミナルは近距離用なので、右手の方に向かいます。Gare Routiereと書いてある建物が長距離用バスターミナルです。建物に入ると電光掲示板がありこちらで乗り場を確認します。
建物を突っ切って外に出るとバス乗り場があります。モンサンミッシェル行きは1番乗り場であることが多いようです。
僕は2回ここに来ましたがなぜか1回はバスターミナルの建物が閉まっていたのでちょっと焦りました。しかし右手から回り込んで奥のバス乗り場に行けました。バスターミナルにはチケット売り場のようなものもありますがバスの運賃はなぜか運転手さんに支払います。夏は満員で乗れなくなることもあると記載があったが3月に行ったときはオフシーズンだからか席の半分くらい20人ほどだけ(そのうち日本人は半分くらい)乗せて出発しました。11月に行ったときはまずまず人がたくさんいました。混雑している時期はすごい人らしくバスに乗れるか不安になりますが、乗客が多いとどこからか2台目がやってくるので大丈夫だと思います。僕は不安で先頭をキープしずっと立って待ってましたが(笑)
モンサンミッシェルへのバスの旅
9時半にレンヌを出発!レンヌ駅~モンサンミッシェルまで約1時間半のバスの旅です。先頭をキープしたのでモンサンミッシェルが見えやすい左側の最前列をキープします。朝早かったですがTGVは乗り過ごしてはいけないので居眠りできなかったため、バスで少し居眠りをします。道中はフランスの田舎って感じの景色が続きます。ほとんどが農地のようです。
このようにバスの窓からモンサンミッシェルが見え、草原や海が広がる中に浮かぶあの荘厳な独特の姿がだんだん大きくなってくるのはなんともいえない感動でした。頑張って並んで最前列に座ってよかった!
11時5分にモンサンミッシェルに到着!朝早く出発したのでパリからの日帰りバスツアーより早く到着しました。なのでモンサンミッシェルも人が少なく静かでゆっくり満喫できました!
帰りは15時45分モンサンミッシェル→17時15分頃レンヌ、18時5分レンヌ→20時10分モンパルナスのTGVで帰りました。
モンサンミッシェルの島内の風景は以下のリンクからどうぞ!パリからバスツアーもいいですが自力で行ってみるのも楽しいですよ!
パリ・ロンドン旅行記は以下のリンクからご覧ください!